儚くも力強い歌が特徴的なバンド「aquarifa」の原点とは?

波のように押し寄せる音の情報量に、儚くも力強い歌を届けるバンドサウンド、「どこかいそうでいないようなバンド」として注目を集めているaquarifa(アカリファ)。
2015年4月1日には3rd mini album「マーニの秘密」をリリース、また一歩、シーンの中心へと歩みを進めている。
今回は、メンバーそれぞれに影響を受けたアーティストを紹介してもらい、aquarifaの原点を探っていく。

BUMP OF CHICKEN

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出典:BUMP OF CHICKEN Official Site

中学生の時にお友達に「FLAME VEIN」を借りて、教えてもらったBUMP OF CHICKEN。
初めて歌詞カードをきちんと読みながら聴いたアーティストです。
BUMP OF CHICKENとの出逢いがあり、ギターを始め、バンドを始め…そこから多くの音楽や人との出逢いがあり今の私が形成されています。
そして、藤原さんの紡ぎだす歌詞は何度も読み返して、何度も聴いては心を打たれ涙することも沢山ありました。
人へ言葉を届ける、という部分において最も影響を受け、そして私の原点となっているアーティストです。

岩田真知(Vo.Gt)

天体観測

Hello,world!

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椎名林檎

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出典:.fujirockfestival.com

女性ボーカリストのバンドや歌をあまり好めずにいた時期に出逢った私の中の革命家のようなアーティストの一人です。
楽曲や歌詞の中に広がる唯一無二の個性、けれど、その中にきちんと残るキャッチーさやポップさは林檎さんならではのものであると思います。
ライブでは凛した佇まいと、溢れるほどの感情がのっかった歌声に心を鷲掴みにされるくらい、どっぷりとその世界に浸かってしまいます。
それだけに留まらず、歌手・音楽以外での幅広い活動や、魅力的な人柄も同じ女性としてとても憧れます。

岩田真知(Vo.Gt)

ありあまる富

ブレイク前の「ここでキスして」のMVを、偶然明け方のテレビで見た時の衝撃を今も覚えています。
90年代後半に彗星の如く現れ、音楽シーン、というか日本のエンターテイメント・カルチャー文化において、椎名林檎は大事件だったと思います。
楽曲や詞から滲み出る昭和歌謡、ジャズ、オルタナティヴ、クラシック、ダンスミュージック、音楽だけに留まらない映画や文学の世界。一つ一つが濃厚で、彼女の音楽とそのルーツに凄く影響を受けました。
常に音楽シーンのトップにありながら、強く確立した椎名林檎という世界の上で更に挑戦し続ける姿は、正にアーティスト。
反面、点と点を繋げてくれる、人間味溢れる所も愛してやまない理由の一つです。

松川真也(Gt)

ここでキスして

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NUMBER GIRL

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出典:UNIVERSAL MUSIC JAPAN Official Site

aquarifaを始める前後にとても夢中になっていたバンドです。
鋭いギターサウンド、轟音、畳み掛けるドラミング、今まで聞いた事もないような歌詞世界、繰り返えされる謎めいたワードやMC、想像絶するほど感情的なライブパフォーマンスは衝撃以外の何物でもありませんでした。

透明感のあるコード、鋭いサウンド、リズム、ギミックなどは当時はかなり影響を受けていたし、それは未だにaquarifaの音楽性の根っ子の所に根付いている気がします。
日本音楽シーンでこんなバンドが功績を残した事はとんでもない偉業だったと思うし、後世に大きな影響を残したバンドです。

松川真也(Gt)

ZEGEN VS UNDERCOVER

http://youtu.be/Za7w7H9NFQo

透明少女

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