“歌いたい、鳴らしたい―”シンガーソングライター『瀧川ありさ』の原点にある様々なカルチャーとは

2015年春、彗星の如く現れ、華々しい活躍を続けているシンガーソングライター『瀧川ありさ』。幼少期から様々な音楽に触れ、それら全てを自身の力として蓄えていた彼女は、デビュー以降、その有り余る才能を解放するかのように、純度の高い楽曲を作り続けている。
多くのメディア等で公言しているように、『松任谷(荒井)由実』から『モーニング娘。』、果ては『THE BLUE HEARTS』まで、常に幅広くジャンルレスで音楽を聴いてきた彼女。そんな瀧川ありさだからこそ、今回Coolhommeでは、人気急上昇中の今、改めて『瀧川ありさ』自身のROOTSについて音楽という枠にとらわれることなく、彼女自身の言葉で語ってもらった。

瀧川ありさが10代の頃から影響を受けたカルチャー

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ジュブナイル

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出典:back-bone-web.com/

2000年7月15日に公開された山崎貴監督のSF作品。
ある夏休み、4人の少年少女が“テトラ”という小型ロボットに出会い、やがて一緒にボイド人と戦うことになるのですが、実はテトラは2020年「ある人物」が彼らにタイムマシンで送ったもので…というストーリー。

当時主人公と同世代だったわたしは邦画版『STAND BY ME』のようで、2020年の世界に思いを馳せていました。
小学生ながらに、今の自分が未来を作るんだととても自覚的になれた作品でもあります。

主題歌が山下達郎さんの「JUVENILEのテーマ~瞳の中のRAINBOW~」で、今でもイントロで胸が苦しくなります。

BONNIE PINK

bonnie pink

出典:Official Site

デビューされた時から自然と聴いていて、自分がシンガーソングライターになった時改めてその音楽性と存在に憧れました。

昨年デビュー20周年を迎えられて、ずっと音楽をやり続けることの大変さを踏まえた上で益々女性としての強さも感じます。
アルバム「Golden Tears」は特に好きです。こんなに自然体でありながら唯一無二な曲、歌声。

『Tonight,the Night』や『A Perfect Sky』などのMusic Videoもとても好きで、MV集も持っています。
ライブでも、楽曲の喜怒哀楽がうねるように伝わってきて、いつもとても感動して刺激をもらっています。

A Perfect Sky / BONNIE PINK

吉田美奈子

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出典:Official Site

「夢で逢えたら」は誰もが知っていると思いますが、中森明菜さんや松田聖子さんに楽曲提供されていたり、歌手としても作曲家としても偉大なる才能がある方です。

イントロが長い楽曲が多いのも特徴なのですが、そこで作られていく世界観をあっさりと凌駕する歌声が待っているんです。

歌うということは、人生を表すということをまさに体感します。『永遠に』が特に好きで、よく晴れた日曜の午後には街を歩いて聴いていたくなります。

山下達郎さんの楽曲を数多く作詞されており、その言葉の紡ぎ方も美しく憧れます。
『待ちぼうけ』の歌詞は、幼い頃夕方一人遊んでいた自分を思い出します。

DEPAPEPE

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出典:Official Site

レーベルメイトの『DEPAPEPE』のお二人ですが、わたしが中学時代バンドを始めた頃毎晩聴いていました。
わたしがギター2本の音作りにこだわっているきっかけでもあると思います。

歌が無い“インスト”という形でありながら、そこには確かに歌を感じるんです。
とてもメロディアスで、まさに歌っているかのような音色。お2人の掛け合いは、ステージでもとても楽しさが伝わってきて、大好きです。

特にアルバム「Let’s Go!!!」は一時期聴いていないと眠れないくらいでした。「Wedding Bell」の優しさに思春期のわたしは救われていました。
コード展開やメロディの絡み方も影響を受けたと思います。

START / DEPAPEPE

UNCHAIN

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出典:Official Site

高校生の時初めて『UNCHAIN』を聴いた日のことは忘れません。

当時はバンドブームであり、邦楽ロックシーンも盛り上がり野外フェスなどがどんどん規模を拡大していく最中だったのですが、所謂ギターロックという大方の種類は数える程だと思っていました。
ですが、日本でこんな切り口で鳴らしているバンドがいると知ってすごく希望を感じたのを覚えています。

更にVo&Gt谷川さんの歌唱力がずば抜けすぎていて、野外で聴くともう爽快感すら感じます。

そしてカバーアルバム『Love & Groove Delivery』シリーズがまた素晴らしすぎるのです。
一昨年『Spin my head』を聴いたときも、初めてUNCHAINを聴いたときがフラッシュバックする衝撃が走りました。

Spin my head / UNCHAIN

瀧川ありさ’s Favorite Things

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ゴンチャ-Gong cha-

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タピオカミルクティーにハマっているんですが、昨年日本初上陸したこのお店は台湾ティー専門店で、20種類以上のティーから自分でカスタマイズして注文出来ます。
タピオカドリンクといっても、香港や上海など様々な種類がありますが台湾のものはさっぱりしてい甘いのが苦手な方にもおすすめです。

食べ歩きも好きなので、横浜中華街や赤レンガ倉庫の方にぶらぶらしに行くのも好きです。中華まんや小籠包にも目がないです。といいつつ本場・台湾にはまだ行ったことがないので早く行きたいのです。

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Coolhomme編集部’s memo

瀧川さんもハマっている台湾では定番の「ブラック ミルクティー with パール」(税込507円/Mサイズ)。
こちらは、全発酵させたコクのあるブラックティー(紅茶)ベースのミルクティーに、もちもちとした食感と黒糖のやわらかな甘みが楽しめるパール(タピオカ)をトッピング。

電話番号: 03-6427-7543
住所: 東京都渋谷区神宮前6-6-2 原宿ベルピア1F
アクセス: 東京メトロ副都心線、千代田線明治神宮前駅 7番出口徒歩4分
営業時間 : 10:00~22:00
定休日: なし

洪申豪

洪申豪

出典:indievox.com

台湾のロックバンド『透明雑誌』のボーカルの洪申豪さんです。

元々透明雑誌が好きでライブに行きたいなあとずっと待っていたんですが、活動休止になってしまい、洪申豪さんがソロ活動されていると知って聴いてみたらとても素晴らしかったのでソロアルバム「Light Coral」を取り寄せました。
日本にも沢山ライブをしに来てくれていて、アコースティックギターの弾き語りという形で透明雑誌の楽曲も披露されています。

透明雑誌は、台湾版NUMBER GIRLとも言われていますが、そのバンドサウンド抜きにしても、洪申豪さんの楽曲は青く心に沁み入るものがあります。
台湾のミュージックシーンは、日本ととても近い感性があるのはすごく不思議だなあと思いつつ、やはり言語が違くとも鳴らす音一つ、歌うメロディーの一つでも分かり合えることがあるのだと感激しました。

いつかわたしも台湾でライブがしてみたいです。といいつつまだ行ったことがないのでやっぱり早く行きたいのです。

FOREVER / 透明雑誌

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幼い頃から、ジャンル問わず様々な音楽に夢中になってきました。
そして一番こころ動かされたのも音楽であり、あまりにも自然とミュージシャンを志し、今日まできました。
まだまだ自分が歌いたい歌が自分の中にあるのは、こうして聴いてきた沢山のアーティストのお陰です。

新曲『Again』のように、“歌”に集中するべく作品を作ろうと思ったのも、今回影響を受けたアーティストを振り返ってみれば当然のことだったのだと思います。
いつも原点は歌いたい、鳴らしたいという一心であり、そうして人と繋がることに幸せを感じています。

これからも、今日作る歌が明日の誰かが口ずさんでくれることを夢見て、頑張っていきます。

Again / 瀧川ありさ

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瀧川ありさ

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瀧川ありさ(たきがわ・ありさ)

1991年5月8日、東京都生まれのシンガーソングライター。人生最初の記憶は、3歳の時。ちょうど桜並木を通りかかった時に流れてきた松任谷由実「春よ来い」。

車のベビーシートから見たその情景を鮮明に覚えている。そして、それが音楽との最初の出会いでもあった。
幼稚園の時、いつも歌を歌っている女の子だった。
その後、小学2年生の頃から本格的に歌手を目指すようになる。

中学校へ進学。さらに歌うことで自分を表現したい想いはあったが、もともと気が弱い性格が邪魔をして前に進めなくなっていた。
一人で向き合うことに自信をなくしていたありさは「バンド」という存在に憧れを持つようになり、迷うことなく軽音楽部に入部。ギター&ヴォーカルを担当することになる。コピーが中心であったが、オリジナル曲もこの頃から作り始めていた。

中学2年生の時、初めて夏フェスに行く。空と大地が融合した会場全体が、音楽によって一体となっていることに感銘を受け、「自分も人と人をつなげる存在になりたい。いつかこのステージに立ちたい!」という熱い決意を胸に抱いた瞬間だった。

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自身のバンドメンバーも4人に増え、どんどん音楽にはまっていった高校生時代。この頃から宅録を始めるようになる。その歌声が評価された瞬間だった。
音楽がさらに自分の中でかけがえのないものになっていくことを実感していた。

しかし、ありさの想いとは裏腹に、バンド自体は空中分解寸前の状態に陥っていた。なんとか食い止めようとしたが、その綻びは修復されることなく、2012年10月にバンドは解散。ありさにとってバンドはかけがえのないもの。メンバー4人でやることに意味があった。音楽をやめようと思った時もあった。

「音楽を介して色んな人に寄り添える存在になりたい」
「音楽が自分のさみしさを埋めてくれたように、私の音楽で誰かのさみしさを埋めてあげたい」
「メンバー4人で叶えられなかった夢を、自分1人で叶えてやる」
そう思ったありさはソロで活動していくことを決意する。

あなたの一番になれなくても良い、ずっとそばにいさせてほしい。それが瀧川ありさの音楽。

Season / 瀧川ありさ

2015年3月、アニメ『七つの大罪』のエンディングテーマ「Season」でメジャーデビュー。
7月に2ndシングル「夏の花」、11月にアニメ『終物語』のエンディングテーマでもある3rdシングル「さよならのゆくえ」をリリース。

デビュー1年目の夏、『SUMMER SONIC 2015』へ出演を果たす。
女子高生100人が選ぶ「クルコレランキング」で、デビュー曲から3作連続で1位を獲得。同月、初のワンマンライブをTSUTAYA O-nestにて開催。チケットは即日完売となる。

2016年2月には、原宿アストロホールにて2ndワンマンライブを開催。1stワンマンと同じく、即日即完となる。
さらに、「第30回日本ゴールドディスク大賞」新人賞獲得。

4月6日には、4thシングル「Again」をリリースする。現在は、4thシンングル「Again」発売記念ミニライブ&CDジャケットサイン会を開催中。

初の東名阪ワンマンライブツアーの開催も決定。

さよならのゆくえ / 瀧川ありさ

Live Schedule

◆瀧川ありさ 東名阪ワンマンライブツアー
《瀧川ありさNew Single『Again』CDご購入者様限定チケット抽選先行予約受付中!》

【受付期間】2016年4月5日(火) 〜 4月24日(日)23:00 まで

6月3日(金) 大阪・心斎橋VARON
開場 18:00 / 開演 18:30

6月4日(土) 名古屋・今池CLUB 3STAR
開場 17:30 / 開演 18:00
 
6月16日(木) 東京・恵比寿LIQUIDROOM
開場 18:00 / 開演 19:00

チケット:全自由 3,500円(税込・入場時別途ドリンク代)※整理番号付き
一般発売日:4月30日(土)

Official Media

Official Site:http://www.takigawaalisa.com
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Official Youtube:瀧川ありさ Official Youtube
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