東京の中でも他のエリアとは一線を画す「青山」。ひときわ落ち着いた大人の街は、誰もが一度は憧れを抱いたことがあるのではないだろうか?そして、「この場所に相応しい自分」になるための行為が、時として浮足立ってみえてしまう。そんなトレンドの最先端をカフカのVo.カネコ氏と歩いた。
トレンドの最先端・青山
──「青山」に抱いていたイメージは?
「トレンドの最先端」のイメージですね。でも浮ついてなくて、落ち着いた大人の街というか。少し歩くと緑も多くて、出るとこは出て、引くとこは引くみたいな、素敵な街だと思います。
──「青山」を初めて知ったのは?
うーん、高校生の頃位ですかね。原宿、表参道まではたまに買い物に行ってたんですけど、その先の青山って、当時は行かなかったですね。ただ結局大人になってからでも、用が無いと行かないです(笑)
──その当時抱いていた「青山」ってどんな印象でしたか?
やっぱり大人の街って印象でした。よくわかんないけど、憧れてましたね。いつか青山をクールに歩いてみたいとかそんなレベルで。
──実際に訪れてみて、その当時抱いていた印象とギャップはありましたか?
あまり無いです。街の印象自体は変わらなくても、自分自身が成長して心持ちも変わっているので、少しは馴染めてるのかな、とか思ったりします。
カフカ’s Select
──青山でよくいくお店はありますか?
少し歩いてしまいますが、表参道の『KIDDY LAND』です。何と言っても地下一階が丸ごとスヌーピーなので!
──スヌーピーに思い入れがあるんですか!?
凄く好きで、グッズとか集めちゃってます。
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KIDDY LAND 原宿店
-Information-
KIDDY LAND 原宿店
URL:https://www.kiddyland.co.jp/
住所:東京都渋谷区神宮前6-1-9
Tel:03-3409-3431
最寄り駅:表参道駅より徒歩7分
原宿駅より徒歩6分
営業時間:[平日]11:30-23:30
[土日祝]10:30~21:00
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Coolhomme’s Selection
A to Z cafe
イラストなどのアート作品が随所に飾られたアートカフェ『A to Z cafe』。トレンドの最先端である青山でほっとする家庭料理が楽しめるのも大きな魅力。天気がいい日は、青山の街を一望できる人気のテラス席を利用したい。
Coolhomme編集部おすすめは「AtoZcafeのお昼ごはん(1000+税)」。日替わりのお肉orお魚のおかずに加え、体にやさしい五穀ご飯、新鮮なお刺身、小鉢、お味噌汁、お漬け物のセットになっていて、バランスよくいただける。
-Information-
A to Z cafe
URL:http://yelo.jp/
住所:東京都港区南青山5-8-3
Tel:050-5868-1398(予約専用番号)
最寄り駅:表参道駅より徒歩3分
営業時間:[月~土]11:30-23:30
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ナプレ
青山通りを一本脇道に入ると、イタリアはナポリを思わせる可愛らしい外観に、外からでも厨房で調理している様子が見られるナポリピッツァの名店『ナプレ』。お店の位置が若干分かりづらいので注意が必要。
何と言ってもおすすめは「水牛モッツァレラのマルゲリータ」。トマトソースとチーズに加えて香り立つバジルの相性がぴったり。
-Information-
ナプレ
URL:http://napule-pizza.com/
住所:東京都港区南青山5-6-24
Tel:050-5869-6339(予約専用)
最寄り駅:表参道駅より徒歩1分
営業時間:[月~金]11:30~15:00(L.O.14:00) 17:30~23:30(L.O.22:00)
[土日祝]11:30~15:30(L.O.14:30) 17:30~23:30(L.O.22:00)
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She’s like Sofia Coppola / 青山-Aoyama-
──そんな「青山」が舞台の楽曲『She’s like Sofia Coppola』は、映画「Lost in Translation」にルーツがあるというお話がありましたが。
「Lost in Translation」を見たとき、凄く新鮮だったんです。東京に対する見え方が変わったというか。実は昔から洋楽とか、海外文化に対して勝手に劣等感があって、絶対勝てないだろって。でも、映画を見て東京を誇らしく思えたんです。外国人の監督から気付かされるなんて、変ですけど、それが良かったのかもしれないですね。
この曲(=She’s like Sofia Coppola)は青山通りを歩く女の子について書いたんですけど、その子は東京の街に凄く憧れているんです。だから、必死で周りに合わせてオシャレしたり、大人ぶって無理して高いヒールを履いたり。
それって青山にいると凄く分かっちゃうんです。なんというか、違和感があって。だけど、そういうのって実は凄く人間らしくて良いなって思ったんです。
そんな「東京の街とその人間の違和感、場違い感」という所で、「Lost in Translation」と通ずるのかなって思います。あの映画も外国人が東京で感じた疎外感とか孤独感を描いているので、その浮いた感じに惹かれるんですよね。