東京が誇る夜の街の代表格である「六本木」。90年代のバブル期と比較すると、街としての盛り上がりに陰りは見られるものの、今なおその華やかさは健在である。そんな街のシンボルでもある「六本木ヒルズ」でカフカのVo.のカネコ氏に話を聞いた。
華やかな夜の街・六本木
──「六本木」の第一印象は?
昔からずっとそうなんですけど、「夜のイメージ」が強いですね。クラブとか、風俗とか、そういう華やかな人々で常に賑わっているような。
──実際に街を歩いてみて、印象はいかがでしたか?
やっぱり夜は色々ありそうな気配がしますね。「パンドラの匣」というか、ひっくり返したら色々出てきそうな(笑)でも、六本木ヒルズとか東京ミッドタウンとか、美術館もあったり、その辺りなら大丈夫そうな気がします。
──六本木にまつわるエピソードはありますか?
そうですね。昔レコーディングで六本木のスタジオを使ったときに、夜メンバーと東京タワーまで歩いた思い出があります。
個人的に元々東京タワーが好きで。それこそ東京のシンボルじゃないですか。ドラマとかによく出てきて、憧れてました。生で見たときは感動しました。東京に出てきたぞって感じで。
カフカ’s Select
──そんな六本木のおすすめスポットってありますか?
実はあまり六本木って普段から馴染みが薄いんですよね。ただ、ふと美術館を訪れることはあります。最近はあまり行けてなかったのですが、『21_21 DESIGN SIGHT』などは昔行っていました。
21_21 DESIGN SIGHT
PHOTO:吉村昌也
-Information-
21_21 DESIGN SIGHT
URL:http://www.2121designsight.jp/
住所:東京都港区赤坂9-7-6
Tel:03-3423-2121
最寄り駅:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅、
千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
開館時間:10:00~19:00(入館時間は18:30まで)
休館日:火曜日、年末年始、展示替え期間
入場料:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料
(15名以上は各料金から200円割引、いずれも消費税込)
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Coolhomme’s Selection
KAKIGORI CAFE&BAR yelo
「六本木でかき氷」というギャップある組み合わせもさることながら、その確かなクオリティと美味しさでこの夏一大旋風を巻き起こした『KAKIGORI CAFE&BAR yelo』。
氷の美味しさもさることながら、見た目にも非常に美しいかき氷は、一度食べたら忘れられない味になること間違いなし。編集部おすすめは、甘酸っぱいいちごにyelo特製ミルクが絶妙な『いちごミルク』。
-Information-
KAKIGORI CAFE&BAR yelo
URL:http://yelo.jp/
住所:東京都港区六本木5-2-11
Tel:03-3423-2121
最寄り駅:六本木駅より徒歩3分
営業時間:[月~土] 11:00~朝まで [日] 11:00~23:00
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ぶどう酒食堂さくら
どうしても敷居が高く感じる六本木で、シチュエーションを選ばずに、それでいてコストパフォーマンスよく利用できるおしゃれなお店「ぶどう酒食堂さくら」。
グランドメニューの数品を除いて、季節ごと・その日ごとに仕入れた品によってメニューが変わるため、いつ利用しても新しい発見ができる。ワインの持ち込みも可能なため(別途料金)、仲間内で美味しい料理とともに好きなワインを楽しむのはいかがだろうか?
-Information-
ぶどう酒食堂さくら
URL:https://www.facebook.com/Wine.Sakura
住所:東京都港区六本木6-1-12
Tel:03-3423-2121
最寄り駅:六本木駅より徒歩3分
営業時間:[火~土・祝前日]11:30~翌5:00(L.O4:00)
[日・月・祝日]11:30~23:30(L.O22:30)
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NIGHT CIRCUS / 六本木-Roppongi-
──今回のアルバムの中でもきらびやかなタイトルである『NIGHT CIRCUS』。この楽曲と六本木の関係は?
「六本木=クラブ」っていうイメージが合って、ある意味憧れなんです。お酒を飲んで、女の子と踊って、一緒に寝て…って。自分には絶対出来ない事なので。
でもこの曲は、そんな六本木の華やかさとは離れている自分自身が踊れる曲にしたかったんです。毎日をハッピーに生きているだけじゃない、暗い自分だって華やかな場所にいる人のように踊ってみたい。
そういう人って俺の他にも沢山いると思うんですよね。だからそんな人が踊れる場所を作りたかった。自分の中の見せたくない部分、ある種の闇を抱えたままでも、一緒に踊りたいんです。
NIGHT CIRCUS / Instagram
Tokyo 9 Stories / Songs and City
Coolhomme独占公開。各楽曲タイトルより、ここでしか見られない各都市それぞれへの想いを語るカネコ氏のインタビューをチェック。
01: She’s like Sofia Coppola / 青山
「Lost in Translation」を見たとき、凄く新鮮だったんです。東京に対する見え方が変わったというか。実は昔から洋楽とか、海外文化に対して勝手に劣等感があって、絶対勝てないだろって。
「六本木=クラブ」っていうイメージが合って、ある意味憧れなんです。お酒を飲んで、女の子と踊って、一緒に寝て…って。自分には絶対出来ない事なので。03: サンカショウ / 新宿
今思うのは、皆それぞれ個々で生きてるって事なんです。ティッシュ配ってた「俺VS冷たい群衆」とかじゃなくて、それぞれが主人公で、その中で泣きながら生きてるのを知ってる。04: 残飯処理 / 三軒茶屋
やっぱりナポリタンが1番なんです。たまに冒険しても、結局ナポリタンに帰ってきてた。多分これは一生変わらないなって思って。05: ニンゲンフシン / 秋葉原
何もかもうまく行かなくて、人間不信になってた時があって。秋葉原を歩いててふと「逃げてんなぁ」って思ったんです。06: 月の裏側 / 池袋
街自体は東京で一番馴染み深いかもしれないです。だからこそ、池袋は思春期に憧れた東京では無かったですね。07: ティファニーで晩餐を / 銀座
純粋に素敵だと感じて欲しいと思っている人はどの位いるのかなって。
昔からこの街に憧れはありましたけど、好きにはなれないです、多分一生。でも俺にとっては大切な場所ですね。
憧れに突き動かされる衝動とか、挫折してそれでもまだ惨めに憧れてる事とか、何歳になっても忘れたくない。10: 東京
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