
『カフカ / Tokyo 9 Stories』×『Coolhomme』
今、最も今後が期待される邦楽ロックバンドの一つと言っても過言ではない『カフカ』。
その音楽性の幅広さと、確かな演奏力によって、この一年間で大きく飛躍を遂げた。
リリースするアルバム毎にコンセプトをもち、そのアルバム毎に音楽性の広さを見せてくれる。
そして、発売された『Tokyo 9 Stories』は東京の9ヵ所を舞台に、1楽曲ごとに各都市を巡り、アルバムの最後を飾る10曲目の『東京』へと収束していく。
今回の『カフカ / Tokyo 9 Stories』×『Coolhomme』では、Vo.カネココウタ氏による各楽曲の紹介に加えて、それぞれの都市のおすすめスポットを紹介している。
どこにも居場所がなかったバンド『カフカ』が、今を生きる東京のリアルを感じてほしい。
Tokyo 9 Stories / Concept
出身が東京で無いからこその憧れと、
帰る場所がここにしか無いという虚無感と焦燥感。
誰かを救う為に書いた曲ではなく、自分を救う為に必死の思いで書いた曲たち。
憧れや、夢や、挫折や、虚しさ。仕事や、人間関係や、恋愛や、ギター。
どこにも居場所が無かったカフカというバンド、
そして1人の人間のドキュメンタリー。
カネココウタ(Vo,G)
Tokyo 9 Stories / Songs and City
Coolhomme独占公開。各楽曲タイトルより、ここでしか見られない各都市それぞれへの想いを語るカネコ氏のインタビューをチェック。
01: She’s like Sofia Coppola / 青山
「Lost in Translation」を見たとき、凄く新鮮だったんです。東京に対する見え方が変わったというか。実は昔から洋楽とか、海外文化に対して勝手に劣等感があって、絶対勝てないだろって。
「六本木=クラブ」っていうイメージが合って、ある意味憧れなんです。お酒を飲んで、女の子と踊って、一緒に寝て…って。自分には絶対出来ない事なので。
03: サンカショウ / 新宿
今思うのは、皆それぞれ個々で生きてるって事なんです。ティッシュ配ってた「俺VS冷たい群衆」とかじゃなくて、それぞれが主人公で、その中で泣きながら生きてるのを知ってる。
04: 残飯処理 / 三軒茶屋
やっぱりナポリタンが1番なんです。たまに冒険しても、結局ナポリタンに帰ってきてた。多分これは一生変わらないなって思って。
05: ニンゲンフシン / 秋葉原
何もかもうまく行かなくて、人間不信になってた時があって。秋葉原を歩いててふと「逃げてんなぁ」って思ったんです。
06: 月の裏側 / 池袋
街自体は東京で一番馴染み深いかもしれないです。だからこそ、池袋は思春期に憧れた東京では無かったですね。
07: ティファニーで晩餐を / 銀座
純粋に素敵だと感じて欲しいと思っている人はどの位いるのかなって。
昔からこの街に憧れはありましたけど、好きにはなれないです、多分一生。でも俺にとっては大切な場所ですね。
憧れに突き動かされる衝動とか、挫折してそれでもまだ惨めに憧れてる事とか、何歳になっても忘れたくない。
10: 東京
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