若手バンド・アーティストが選ぶ音楽特集。何かに憧れたり、影響を受けてバンドを始めている人が多いはず。
今回から日本全国の若手・アーティストに聞いた影響を受けた、聴いている音楽を特集していきます。
近年、若手バンドの中でも人気が再燃しているギターロック。
今後ブームの火付け役と成り得るであろう、大阪の若手ガレージ・ロック・バンド”Atomic stooges”が厳選する5バンドを紹介します。
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
天才ギタリスト3名を輩出したブリティッシュ・ロック・バンド「ヤードバーズ」。後期を支えたジミー・ペイジの新バンドがレッド・ツェッペリンだ。重いギター・リフ主体の楽曲から、アコースティックによる調べ、更には中近東音楽を取り入れたことによるミステリアスな雰囲気を漂わせた。ハード・ロック、ヘヴィー・メタル、オルタナティヴ・ロックなど、現在活躍するミュージシャンへの影響は計り知れない。「天国への階段」「胸いっぱいの愛を」など、不滅の名曲を生み出したが、初期衝動あふれる「コミュニケーション・ブレイクダウン」こそZEPの真骨頂である。ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズという個性のぶつかり合い。手に汗握る至高の一曲がここに在る。
Stray Cats(ストレイ・キャッツ)
ネオ・ロカビリー。最高にクールで軽快な音楽を作ったのがブライアン・セッツァー率いるストレイ・キャッツである。それこそZEPと比較すると、重力の支点が全く異なる。ライトなカッティング、弾けるようなスタンディング・ドラム、そしてアップライト・ベース。さらにはブルージーなギター・ソロが客を煽る。セッツァーのグレッチ、金髪リーゼントは彼の代名詞となり、ファッションとロックンロール・ミュージックがセクシーに交錯したのだった。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの故・アベフトシをはじめ、ガレージやロカビリー、さらにはスカまで、彼らを溺愛するミュージシャンは後を絶たない。
Cream(クリーム)
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