
美容や健康に良いとして静かなブームが続いているヨガ。全国にヨガスタジオも増えてきて、ヨガに挑戦しようと思っている人も多いのではないでしょうか。
ヨガは難しそう、教室に通うのは敷居が高そう、と思われがちですが、そんなことはありません。初心者でも気軽に始めることができます。まずは、ヨガにどんな種類があるのか、ヨガはどうやって選べば良いのか、一緒に基礎知識から学んでみませんか。
最近おすすめのヨガにはどんな種類がある?
ヨガの経験がない人から見れば、ヨガはどれも同じようなポーズで、強度やレベルにもそれほど差はないと感じられるかもしれません。
ヨガはたくさんの種類があり、レベルはそれぞれ異なります。ヨガ初心者や妊娠中の方などは、あまり体に負担のかかるポーズはできないので、体の負担が軽く誰にでもおすすめできるヨガが適しています。
アイアンガー・ヨガとは
近年注目されていて初心者でも試しやすいヨガをひとつ紹介しましょう。アイアンガー氏によって開発された「アイアンガー・ヨガ」は、ヨガの初心者や体に故障がある人でもとりくめるメソッドです。
ほかのヨガと違うのは道具を使うところ。マットや布などを駆使し、体にかかる負担を軽くすることで心身にリラックス効果をもたらすとされています。道具にもたれてゆったり横たわるようなリラックスポーズは、眠りを誘うほど気持ちが良いものです。
アイアンガー・ヨガがオススメの人
また、動きはなく体のバランスをとることを重視するヨガなので、ポーズによっては全身の筋肉を使うことから、ダイエット効果も期待できるとされています。
体が硬くてヨガのポーズをとる自信がない人でも、アイアンガー・ヨガのように道具に助けてもらえるヨガならば、スムーズにレッスンできるのではないでしょうか。
ダイエットにおすすめなヨガの種類は
ヨガは静的なエクササイズの一種と思われがちで「ほかの運動に比べるとカロリーの消費量が少ない」「ダイエットには向いていない」という印象をもつ人もいるようです。
ダイエットにオススメのエクササイズ
しかし、ヨガには脂肪を燃焼するために必要な筋肉を程よく鍛えたり、新陳代謝を高めて脂肪を燃焼させやすくする作用が期待でき、ダイエットにはおすすめのエクササイズといえます。
中には、ポーズや動きの強度が高いためにほかの運動に匹敵するようなダイエット向きのヨガも存在しています。
パワーヨガの脂肪燃焼効果とは
たとえば、ヨガのポーズを休むことなく1時間ほど続ける「アシュタンガ・ヨガ」やエクササイズの要素を取り入れた「パワーヨガ」は、運動量が多く脂肪燃焼効果が期待できるとして、ダイエッターにも大変人気です。
また、高温多湿な環境でヨガを行う「ホット・ヨガ」も血行や新陳代謝を促進させる効果が期待でき、ダイエットに 取り入れる人も増えています。
ヨガのポーズは約200種類もある
ヨガのポーズは、全部で10,000種類以上もあり、現代多くの人に知られているポーズは200種類くらいあるといわれています。
ヨガのポーズの名前を見てみると、形、動物や物、人の名前がつけられていて、なかなか個性的です。
カエルのポーズ
ここでは動物の名前がついたポーズの一例を紹介します。
「カエル」は、開脚した状態で腰から下だけを床に密着させ、上半身は起き上がって肘から下も床に密着させるポーズです。大きく開いた両足がカエルの脚によく似ています。
「亀」は、床に座って開脚し、前屈して上半身を床に密着させるポーズです。両腕を両足の下にくぐらせている姿を上から見ると、たしかに亀のようにも見えます。
片足の鳩の王のポーズとは
「片足の鳩の王」は足を開いて床に座り、片方の脚先を後頭部にひきつけるポーズです。脚を大きく開くので柔軟性が求められます。1本の脚を上に上げることから片足の鳩を連想するのでしょう。
ほかにも興味深いポーズがたくさんあります。少しずつ、色々なポーズをマスターしていってくださいね。
ヨガの種類は強度で選ぶ
ヨガは種類によって強度(難易度、ハードさ)が異なります。強度が高いヨガは上級者でなければできないので、初心者は強度が低いヨガから始め、上達にあわせて強度の高いヨガへとステップアップしていきましょう。
強度の弱い・マタニティ・ヨガ
ここでは、強度の低・中・高レベルごとに代表的なヨガを紹介しておきます。
強度の低いヨガには、妊婦さん向けにアレンジされた「マタニティ・ヨガ」や、座法を組んで瞑想する「ラージャ・ヨガ」や声を出すことでリラックス効果を高める「バクティ・ヨガ」などがあります。
私たちになじみの深い「ハタ・ヨガ」は強度が中程度のヨガといえるでしょう。
強度の強い・クンダリニー・ヨガ
強度の強いヨガには、ポーズを休むなく行っていく「アシュタンガ・ヨガ」やエクササイズの要素を取り入れた「パワー・ヨガ」、「火の呼吸法」と呼ばれる激しい呼吸を行う「クンダリニー・ヨガ」などがあります。
ヨガは種類によって方法や目的が異なる
ヨガは今から4,000~5,000年以上前にインドで誕生し、発展と共にさまざまな種類や流派が派生していきました。現在では、ヨガは全部で72門、大きく分けると8門が存在するといわれています。
ヨガといえば、床の上で静かにポーズをとるイメージがありますが、全てのヨガが同じではありません。私たちになじみ深い、ポーズをとるヨガは「ハタ・ヨガ」という種類をさします。
ハタ・ヨガについて
ハタ・ヨガのほかには、自己啓発のための「ラジャ・ヨガ」や行動(奉仕)をする「カルマ・ヨガ」や知識を深める「ジニャーナ・ヨガ」など、方法や目的が異なるものもたくさん存在しています。
ヨガはとても奥が深いものです。興味を持った方は、ほかにもどのようなヨガがあるのか文献などで勉強してみるのも面白いでしょう。
自分に合ったヨガとは?ヨガ教室のメニューはどうやって選ぶ
ヨガ教室のメニューを見るとたくさんの種類があり、これからヨガを始める人はどれを選べば良いか迷うことがあるのではないでしょうか。
ヨガには静的でポーズが簡単なものから、ポーズの難易度が高いもの、動きが激しく体力をつかうものなど、ヨガによって個性が異なります。
初心者の人はベーシックなポーズが多いハタ・ヨガ
初心者の人はベーシックなポーズが多いハタ・ヨガを。慣れてきたら徐々に難易度の高いポーズにも挑戦していきましょう。
ダイエットをしたい人、筋肉をバランスよく鍛えたい人は、動きがハードなヨガや汗をたくさんかくヨガがおすすめです。
「これでなければダメ」というルールはないので、いろいろなヨガを試してみるのが良いかもしれません。
上級者に人気のアシュタンガ・ヨガとは
ヨガ上級者に適しているのは、ヨガの中でも特にエネルギッシュで強度が高い「アシュタンガ・ヨガ」です。世界中で注目されている「パワー・ヨガ」はこのアシュタンガ・ヨガをアレンジしたものです。
このヨガの特徴は「太陽礼拝」「立位」「逆転」「フィニッシング」といった難易度の高いポーズを休まずに続ける「アーサナ」を取り入れているところ。
脳がリフレッシュしたり新陳代謝が高まる
息を鼻から鼻から出す「ウジャイ」という呼吸法に合わせて行うので、体に酸素をたっぷり取り入れることができ、脳がリフレッシュしたり新陳代謝が高まったりする効果が期待できます。
初心者には難しいヨガですが、いつかアシュタンガ・ヨガ挑戦することを目標に、日々ヨガに励むのも良いでしょう。
最近はやっているハンモック・ヨガはどんなヨガ?
ヨガは床の上で道具を使わずに行うのが一般的ですが、最近はハンモックを使って空中で行う新しいヨガが話題になっています。
これは、天井から吊るした布製のハンモックに体をゆだね、空中で体のバランスを取りながらポーズを取るというもの。「ハンモック・ヨガ」「エアリアル・ヨガ」などと呼ばれています。
重力から解放されるのでリラックス効果
ハンモックがすっぽりと体を包みこんでくれて重力から解放されるのでリラックス効果が得られ、同時に揺れるハンモックのバランスを取らなければならないので、全身の筋肉をくまなく使い、体のラインを美しく引き締める効果が期待できます。
1990年代にアメリカで誕生したヨガで、国内では体験できるスタジオがそれほど多く存在していません。注目を浴びることで徐々に取り入れるスタジオが増えてきているので、興味のある方はハンモック・ヨガのあるスタジオをチェックしてみてください。
ダイエットやデトックスにおすすめのホット・ヨガ
近年静かなブームが続いているのが「ホット・ヨガ」です。これは名前のとおり、室温40℃、湿度60%と高温多湿なスタジオで行うのが特徴です。
ハタヨガから派生しているので、ポーズや動きそのものは静的で動きがゆっくりなので、それほど体力をつかうものではありません。
脂肪燃焼効果や発刊によるデトックス効果
しかしスタジオが高温多湿なので発汗量が多く、体が温まって血行が促進されるので、予想以上にハードだと感じます。脂肪燃焼効果や発刊によるデトックス効果が期待されていて、美容、健康、ダイエットを目的に、男女に人気が高まっています。
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