
会社で働きはじめてもう数年、そろそろ責任あるプロジェクトを任されるようにもなったし、大きな会議にも顔を出せるようになった。確かに着実に階段を上っているけれど、でも、何だか物足りない。だったら・・・海外に出てみませんか?
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海外就職研究家 森山たつおさん
「海外就職研究家」という珍しい肩書で、さまざまなメディアで活躍する森山たつおさん。
「セカ就!世界で就職するという選択肢」(朝日出版 2013/7)はそんな森山さんが、ノベライズという形で海外就職を語ったセカ就=セカイ就職についての本です。
セカ就! 世界で就職するという選択肢
森山さんはもともと日本で働いていたサラリーマン。
退職し世界一周旅行に出た後、リーマンショック後の日本で再就職したものの、不景気からの人員削減による一人一人の仕事の重さを痛感。このままでは死んでしまう、と海外に仕事を求めてみると、これが驚くほどたくさん仕事があったそうです。
もちろんこの場合の「海外」とは、タイや香港、インドネシアなどの東南諸国が中心ではあるのですが、日本国内で思ったような仕事が見つからないのなら、グローバルに就職してもらいたい、と、セカイ就職を身近に感じてもらうために書かれたのがこの本です。
ではセカ就をするにはまず、何をしたらいいのでしょう?
森山さんによればまずは「今目の前にある仕事をしっかりとこなすこと」とのこと。
海外に出ていくにはまず、キャリアがものをいいます。
たとえ今任されている仕事が得意なものでなくても、きちんとこなしていればに成果はついてくるもの。
それがレジュメに業績としてアピールできるので、まずは着実に実績を積みましょう。
海外就職の情報収集について
次はもちろん情報収集です。いわゆる求人媒体を探すのであれば、「リクナビNEXT」の海外就職情報や「EARTH TIMES」など、インターネットで検索すればさまざまなサイトで情報を仕入れることができます。
また、おすすめなのが現地発信の情報ページ。主だった国であればそれぞれの都市に日本人コミュニティの情報交換のウェブページが必ずあり、求人情報も掲載されています。
例えばオーストラリア メルボルンの日本人コミュニティサイト「Go豪 メルボルン」では、現地のさまざまなイベント情報などに加え、求人情報、不動産情報などが網羅されています。日本人コミュニティが作っているページは観光用と違ってローカル情報が中心で載っているため、その土地の雰囲気などを感じるのにも大いに役に立つでしょう。
これは、と思う求人があったらレジュメを揃えて応募、という流れになるのは日本と同じ。平坦な毎日に疲れを感じたら、新たな自分を見つけるために、セカ就という選択肢もよいのかもしれません。
セカ就! 世界で就職するという選択肢
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