
IPO投資ってそもそもなんだろう、テレビなどのメディアの影響で未公開株ってちょっと怖いという方もいるのではないでしょうか。しっかりとした知識をつければチャンスが広がる話なのに、「そんなに美味しい話があるはずがない」と思考停止してしまっているあなたに、IPO投資とはそもそも何なのか、証券会社はどこで開いた方がいいのかというのをご紹介します!
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そもそもIPOとは何なのでしょうか?
IPOとは、「Initial(始めの)Pablic(公共の)Offering(売り出し)」の略です。つまり、株式会社が、資金を得るために株式市場に新しく株式を上場することを言います。この時に発行される株式が「新規公開株」、「IPO株」と呼ばれます。
投資家はまず、会社が上場するときに配る「株を買う権利」を得るため、当選した時に必要な金額(前受金)を添えて、証券会社が行う抽選に申し込みます。
そしてラッキーにも当選したら、上場日のはじめに付く株価(初値)で株を売ることで、利益を手に入れます。「上場する前の株をゲットし、初値がついたら売る」という合計2段階の作業です。これだけで利益が出る投資法です。
ラッキーというのも当選はみな平等になっているからです。
IPO投資で当選した投資家に聞いたおすすめの証券口座は何かというところをまとめてありますので、
こちらも合わせてどうぞ。
未公開株詐欺というニュースを見たことがあるのですが、それとは違うのでしょうか?
よくニュースでは、「未公開株詐欺」に引っかかった人のニュースが出てきますが、それとIPOは違います。安心してください。
あやしい人にこっそりお金を渡すのではなく、きちんとした証券会社に口座を開き、公正な抽選に申込むのです。
IPOのおすすめのポイント
IPOのお勧めのポイントは2点あります。
まず、当選さえすれば、初心者でも利益を得られるという点です。
特に株に関する知識はいりません。例えば、今年4月にグローバルウェイという会社が上場しましたが、公募価格2,960円に対し、初値はなんと14,000円になりました。当選して初値で売却すれば、1,104,000円手に入ったということです。夢のような話ですが、これは本当に起きたことなんです。
次に、落選しても損はしないという点です。この点は宝くじより有利です。もちろん、抽選に申込む際に、前受金(公募価格×申込株数分)の入金は必要です。(事前入金が不要な証券会社もいくつかあります)ただ、申込に際して手数料を取られることはないので、落選しても、抽選の際に拘束された金額がそのまま口座に戻されます。
そもそも、証券会社に口座を開くのもタダですから、IPOで経費はゼロと考えていいんです。
IPOについてはなんとなくわかってきました。
IPOの取得をするためには実際にどのようにしたら良いのでしょうか?
おすすめの証券会社を3社程度あげますね!
IPOの取得するためにオススメの証券会社、それぞれの特徴など教えて下さい!
さて、IPOに申込むためには、窓口となる証券会社に口座開設することが必要となります。私はまだIPOを始めて2年の若輩者ですが、10社の証券会社に口座を開いています。ただ、慣れないうちに口座数を多くしても混乱するだけです。
そこで、初心者向けお勧め証券会社ベスト3を挙げてみました。ただ、いずれもIPO投資を行う上で必須の証券会社ではありますが、特段当選しやすい会社ではないことには、ご注意ください。
1位 SMBC日興証券
2位 SBI証券
3位 カブドットコム証券
SMBC日興証券
まず、SMBC日興証券は、CMでもおなじみですが、HPが整然としていて、IPOに申込む手順もわかりやすく、初心者に優しい会社です。IPOの抽選参加の手続きは、慣れてしまえば数分で出来るのですが、慣れるまでは結構大変です。その点、SMBCは申し込むのが一番楽です。また、IPOの抽選後に、登録しておけば当落お知らせメールが来る点が親切です。ただ、当選メールよりも落選メールの方が断然多く来る点は注意が必要です。
SBI証券
次に、SBI証券のお勧めポイントは、IPOの引受実績が多いことがまず挙げられます。
今までの傾向をみると、SBI証券に口座を作れば、大抵のIPOに参加できるようです。また、少額投資家としてはうれしい「チャレンジポイント制度」がある点は見逃せません。これは、IPOの抽選にはずれるたびに1ポイントが付与され、それをずっと溜め続けるとIPOに当選させてくれるという制度です。
何ポイントあれば当選できるのかは、そのIPOの人気度にもよりますが、複数のIPOブログでチェックする限り、100ポイント以上であることは間違いなさそうです。100回落選してメンタルが強くなった頃に、大金ゲットのチャンスが転がり込むかも?いうことです。
SBI証券のお得なポイントや使い方についてはこちらにまとめてありますので、
こちらも合わせてどうぞ。
カブドットコム証券
最後に、カブドットコム証券ですが、ここは例えばSMBCに比べると、情報量が多いためか、画面が見づらく、実は初心者には優しくない会社です。それなのになぜお勧めかというと、「株主優待クロス取引」のために決して外せない会社だからです。なぜIPOの話に別の投資方法の話をするのか?それは、そもそもIPOの当選に当たるのは至難の技だからです。
IPOを始めると誰もが「全然当たらない!」という悲鳴をあげることになります。ちなみに私は、IPOを始めて最初の1年間は、当選どころか補欠当選すら1件もありませんでした。
慣れない地味な作業を日々コツコツと頑張ってやっているのに、まったく報われず、抽選に申込めば着々と届く落選メールの山…それなのにネット上では私の落胆をよそに当選報告のブログがてんこ盛り…という日々は、想像以上に心を蝕みます。
そこで心が折れた者が考えるのは「もっと門戸が広くて、IPOみたいに損をしない投資ってないの?」ということです。
それが実は「株主優待クロス取引」なんです。方法を選べば、手数料は若干かかりますが、お得に株主優待だけを取得できます。
IPOよりも個々の取引で得られる利益は小さいものの、抽選なしで参加できるし(ANAなどの人気銘柄は抽選がありますが)「今度はどの株主優待にしようかな?」と毎月心を躍らせるのは、相当楽しいです。
株主優待でどのようなものがもらえるのか、どういう銘柄が良いのかについては
こちらにまとめてありますので、こちらもぜひ読んでみてください。
IPOの落選に落ち込むひまがあったら、株主優待を取得して傷ついた心を癒し、再び立ち上がり、IPOに挑みましょう。
(株主優待クロス取引のやり方は、カブドットコム証券のHPで懇切丁寧に説明されているので、そちらをご参照ください。)
IPOを取得した株を具体的にあげていただいて、その後の利益はどうなっていますか?
2016年に当選したのは、今のところ、残念ながらスターアジア不動産投資法人1社のみです。5月18日現在、IPOを行った会社は約30社、そのうち27社の抽選に申込んでいるのに当選は1社!いかにIPOに当選するということが狭き門かという事が解ると思います。
しかも悲しい事に、これは公募価格100,000円のところ、初値が99,100円と下回ったため、900円損をしました。IPOは損をしにくい投資であることは疑いのない事実なのですが、銘柄や市場の状況によっては、こういうこともあります。
大型IPOは儲けるチャンス
ちなみに、2015年にIPOを行った会社は、約90社(ちなみに、初値が公開価格を下回ったのは、このうち約10社です)そのうち私が当選できたのは、5社です。
買った5社は下の5社です。
ゆうちょ銀行(400株)・かんぽ生命(300株)、日本郵政(300株)の郵政3社と、
いちごホテルリート投資法人(1口)、
ラクス(100株)です。
利益はそれぞれ、ゆうちょ銀行は約260,000円、かんぽ生命、日本郵政はそれぞれ約100,000円、いちごホテルリート投資法人は約2,000円、ラクスは約250,000円、トータルすると、約700,000円の利益でした。
ラクスの落札した当選画面がこちら
郵政3社という大型IPOがあったという幸運要素はありましたが、初心者でも、1年でこれだけ稼げるのがIPOのすごいところです。
2016年はまだ利益が出ていませんが、2015年の利益については、そのままほぼ再投資に回しました。
(ちょっと贅沢な外食ぐらいはしましたが)結局、初心者で少額投資家が、少しでもIPOに当選するチャンスを増やすために出来る事と言えば、口座を一つでも多く開いて、チャンスを増やし、コツコツ申込をするしかないからです。
当選するためには、大和証券の株主優待を使って当選確率を上げる
当選確率を劇的に上げる裏技も存在しないし、当選しやすい証券会社が特別にあるわけでもありません。もちろん、厳密にいえば、SBI証券に何千万単位で入金するか、大和証券の株主優待を使って、チャンス当選の回数を増やす、という方法はあります。
ただそれも、当選確率が上がるだけで、絶対的な方法ではありません。しかも、大和証券の優待を取得するのは、IPO初心者にはやや高度なテクニックで、SBI証券では電話オペレーターでの相談ができて口座開設から、入金、その後も気軽に話が聞けるのでオススメですよ!
5月はGWがあったためか、IPOは閑散期でした。でもぼちぼちIPOの新規上場承認が発表されているようです。
IPOは、申し込まないことには当選しませんから、まずは証券会社に口座を開き、抽選に参加してみましょう。
続けていれば、いつかは必ず利益が出る投資方法です。気長に頑張りましょう!
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