歴史的名店が集まる都営大江戸線[深川・森下エリア]の行きたい店5選

都営大江戸線と都営新宿線が乗り入れる森下駅。駅名だけ聞いても、浮かばない東京都在住の人も多いのではないでしょうか。森下の町は大きな観光施設もなく、多くの人にとって、行く理由がない町のひとつです。

しかしながら、この町は100年を越える歴史的名店が集まるめずらしい場所ですので、一度はこれらのお店を目指して足を運びたいものですね。まずは森下駅近くの外せないお店、5軒をご紹介しましょう。

創業1831年手打ち蕎麦の「京金」

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地下鉄森下駅から地上に出ると、新大橋通りと清澄通りの交差点に出ます。とくに風情があるわけではありませんが、この交差点を中心に歴史的有名店舗が4つもあるのは奇跡でしょう。まずはその奇跡のひとつ「京金」から。

京金」は創業1831年の歴史を誇る蕎麦屋ですが、当初は四谷大木戸に店を構えていたと言います。明治中期に森下に移ってきた「京金」は、それ以来地元の人々に愛され続ける蕎麦の名店です。

お店に入るとまず靴を脱いでスリッパに履き替えなければなりません。蕎麦屋で靴を脱ぐというのもめずらしいですよね。

お蕎麦は細めで上品な感じがします。焼きみそを肴に昼間から日本酒を一杯というのもいいですね。だし巻卵焼も人気の一品です。ここでのんびりお蕎麦を味わってから森下散策を始めましょう。

京金の基本情報

電話番号:03-3632-8995
アクセス:都営大江戸線、新宿線森下駅A4出口よりすぐ 森下駅から132m
営業時間 : 11:30~15:00(L.O.) 17:30~20:30(L.O.) ランチ営業、日曜営業
定休日 : 月曜・火曜 (祝日は営業)

出典:http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002990/

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カレーパン発祥の地「カトレア」

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「京金」でお蕎麦をいただいたあとは、森下の交差点を斜め向かいに渡って100mほど先、地下鉄の入口を越えた最初の信号機そばのパン屋「カトレア」を目指しましょう。カレーパン発祥の地とされています。

明治10年(1877年)に創業した「カトレア」の前身、「名花堂」の2代目中田豊治によって昭和2年(1927年)、「洋食パン」として実用新案登録されたのがカレーパンの始まりです。今ではどこのパン屋でも見かける惣菜パンの定番ですが、意外にも下町森下で発明されたのですね。

できたての時間(7時、11時、15時)にお店を訪れることができたら最高ですね。カリッと揚がったカレーパンを頬張りましょう。有名なカレーパンなのでまとめ買いする人も少なくありません。大量に購入する人は冷凍して保存するそうですよ。

カトレアの基本情報

電話番号:03-3635-1464
アクセス:大江戸線・新宿線森下駅下車 A7番出口を出て右へ徒歩0分 清澄通り沿い 森下駅から140m
営業時間 : [月~金] 7:00~19:00 [土・祝] 8:00~18:00
定休日 : 日曜日(月曜の祭日)

出典:http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002996/

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さくら鍋の名店「みの家」

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森下駅の交差点に近い「みの家」も創業明治30年(1897年)も百年以上の歴史を誇るさくら鍋の名店です。

馬肉は高タンパク、低脂肪、低カロリー、体内で素早くエネルギーとなるグリコーゲンを多く含むため、当時この地に多かった木場の職人や舟人足の大切な栄養源だったといいます。

見所は、昭和29年(1954年)に建てられた木造のお店です。靴を脱いでお店に上がると高い天井の広々とした店内は趣があり一度は訪れたいところです。長いテーブルは途切れるところがないため、壁際に座るためにその裏の廊下から跨いで座るのも面白いですね。

メニューは馬刺とさくら鍋のバリエーションが少しある程度のシンプルなお店ですが、森下に行く機会があればぜひ訪れたい名店です。

みの家の基本情報

電話番号:03-3631-8298
アクセス:都営大江戸線、新宿線森下駅から徒歩1分 森下駅から167m
営業時間 :[月~土] 12:00~14:00(L.O) 16:00~21:30(L.O.21:00) [日・祝] 12:00~21:30(L.O.21:00) ランチ営業、日曜営業
定休日: 木曜日・5月~10月の第3水曜日

出典:http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002984/

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行列ができる有名居酒屋「山利喜(やまりき)」

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「みの家」から森下の交差点に向かって並びの4軒目の近さに居酒屋の超有名店「山利喜」はあります。以前は木造の建物の1階部分だけがお店でしたが、あまりにも行列ができるので、2階の住居部分も店舗に改築し、それでも間に合わずに現在では5階建てのビルに建て代わっています。

煮込みとやきとんが有名な「山利喜」ですが、部位によっては早々と売切れてしまうやきとんを楽しむならばなるべく早い時間を目指しましょう。

ビルなったせいで若干趣にかけますが、東京の三大煮込みにも数えられる「山利喜」の煮込みを堪能してください。

山利喜の基本情報

電話番号:03-3633-1638
アクセス:都営地下鉄 新宿線(S11)、都営地下鉄 大江戸線(E13)森下駅A4出口から 新大橋通りを直進し、森下交差点の横断歩道を渡って角から二軒目。森下駅から146m
営業時間: [月~土] 17:00~22:00(L.O) 予約は18時までの来店に限り受けてくれます(平日)
定休日:日曜・祝日

出典:http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002992/

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魚が安くてうまい。「魚三酒場」

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最後にご紹介するのは「魚三酒場 常磐店」です。「魚三酒場」と言えば門前仲町のお店が有名ですが、ここ森下にもあります。森下の交差点から南へ歩いて3分ほどのところです。

魚屋の居酒屋として、刺身や魚の焼き物、とにかく海の幸が何でも食べられます。刺身は厚めに切ってあるのでヴォリュームたっぷりです。値段が安いからといって注文のしすぎに要注意。お店はいつも満員ですが、回転が早いので待っていればわりとすぐに座れます。お店はすべて店員さんが中に入っているタイプのカウンター席のみですので、3人連れくらいまででしょう。

魚三酒場の基本情報

電話番号:03-3631-3717
アクセス:新宿線・大江戸線森下駅そして清澄白河駅から徒歩5分。森下駅から292m
営業時間:16:00~21:30
定休日:日曜・祝日

出典:http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002981/

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まとめ

さて歴史的名店が集まる森下駅、一日で全部のお店を回るのは難しいと思いますので、幾度か訪れたいですね。きっと下町の虜になりますよ。

松尾芭蕉ゆかりのこの地に建てられた芭蕉記念館や、江戸の豪商、紀伊國屋文左衛門屋敷跡と言われる清澄庭園、江戸時代の生活を体験できる深川江戸資料館などもありますので、それらと合わせて散策すれば、一日楽しめます。

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