現実を見つめなおす、その一歩を秋葉原で / カフカ『Tokyo 9 Stories』リリース特集Vol,5

日本を代表する電気街から、日本を代表するカルチャーの発信基地へと移り変わっている街、「秋葉原」。昔以上に様々な人種が集まり、常に何かが起きているこの街でカフカVo.カネココウタ氏は何を思ったのか。意外な接点も含めて話を聞いていく。

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想像力のカオス・秋葉原

──秋葉原はどんな印象を持っていますか?

もはや世界に誇れるカルチャーの発信基地ですよね。アニメとかゲームやアイドルなんか特に。欲望から生まれる想像力のカオスって感じです。

──秋葉原とカネコさんがあまり結びつかないのですが、よく来るのですか?

ちゃんと街を歩いたのはアニメを見るようになってからです。最近っちゃ最近ですけど実はアニメも好きで。秋葉原の街自体は単純に人多いなって思いました。外国人も多いし、メイドさんも沢山いて、「何だここは」って(笑)

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──秋葉原に関するエピソードを教えて下さい。

エフェクターとか作る時にパーツ買ったりしてましたね。凄い数のパーツがあって、想像力次第で何でも作れちゃう感じがしてワクワクします。自作したエフェクターはすぐに壊れましたけど(笑)

あと秋葉原が舞台の「シュタインズ・ゲート」っていうアニメが好きなので、駅前のラジオ会館にやたら感動しました。

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カフカ’s Select

──秋葉原のおすすめスポットを教えて下さい。

『Cafe MOCO』です。街の喧騒に疲れたらここで休憩します。店内は広くて分煙なのでどちらもくつろげるし、ホットドッグとか凄いボリュームで嬉しいです。

Cafe MOCO

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出典:http://sugoroku.tokyo/

-Information-
Cafe MOCO
住所:東京都千代田区外神田1-12-2
Tel:03-3251-2108
最寄り駅:秋葉原駅電気街口改札から徒歩3分
営業時間:[月~日・祝]11:30~20:00
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Coolhomme’s Selection

Cafe ASAN

Cafe ASAN_店内

「ギークも、OLも、外国人も、サラリーマンも混じり合うカオスな情報空間」をコンセプトに、Twitterが表示されるモニターにハンモック席など、そのこだわりの内装で多くの人に愛されている『Cafe ASAN』。無料のWiFiやiPad、電源も完備している。

編集部オススメは間違いなく『スフレホットケーキ』。外はカリッ、中はふわふわの食感がたまらない。様々な種類のホットケーキがあるので、毎回違う種類のものを頼むのもいいだろう。

スフレホットケーキ

-Information-
Cafe ASAN
URL:http://cafeasan.jp/
住所:東京都台東区上野5-9-9
Tel:03-6803-0502
最寄り駅:秋葉原駅より徒歩10分
営業時間:11:30〜19:00
定休日:水曜日
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PLUCK

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秋葉原のアニメファンが集うカレースタンドといえばここ「PLUCK」。アニメのポスターが貼られ、秋葉原の雰囲気を堪能できること間違いなし。

様々なアニメなどともコラボレーションしているが、カレーももちろん素晴らしい、スパイスが効いていて、お米が進む。一度訪れたら何度でも訪れたくなるお店だ。

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-Information-
PLUCK
URL:http://ameblo.jp/pluckcurry/
住所:東京都千代田区神田須田町2-2-13
Tel:03-3258-2070
最寄り駅:秋葉原駅より徒歩5分
営業時間:[平日]11:00~15:00(L.O.14:30)、17:30~21:30(L.O.21:00)
[土曜]11:00~15:00(L.O.14:30)
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ニンゲンフシン / 秋葉原-Akihabara-

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──ニンゲンフシンと秋葉原の結びつきを教えてください。

何もかもうまく行かなくて、人間不信になってた時があって。秋葉原を歩いててふと「逃げてんなぁ」って思ったんです。目の前の問題から逃げてた。秋葉原って簡単に現実逃避できちゃうんです。気分転換に行ったつもりが、戻って来れなくなりそうな気がして。

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もともとドラクエとかが有名ですけどRPGが好きで、MOTHER2なんかは今やってもよく出来てると思うんですよね。戦って、仲間ができて、成長して。逃げてたって何も解決しないんです。それってやっぱり現実と全く同じで。

その中で、RPGでいうラスボスって、現実では自分でしかない思うんです。結局信じる事ができるかどうか。戦う、アイテム、逃げる、信じる、みたいにコマンドがあればいいんだけど。現実はそれが無いから難しいんです。自分で気付かないといけない。だから俺と同じように正体不明の闇と戦ってる人がいたら、その闇を信じてあげられるような手助けができる曲になればいいなと思って書きました。

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kafuka’s All Photo by Kazuki Sano

ニンゲンフシン / Instagram

M-5 ニンゲンフシン at 秋葉原

カフカさん(@kafuka_official)が投稿した動画 –

Tokyo 9 Stories / Songs and City

Coolhomme独占公開。各楽曲タイトルより、ここでしか見られない各都市それぞれへの想いを語るカネコ氏のインタビューをチェック。

01: She’s like Sofia Coppola / 青山

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「Lost in Translation」を見たとき、凄く新鮮だったんです。東京に対する見え方が変わったというか。実は昔から洋楽とか、海外文化に対して勝手に劣等感があって、絶対勝てないだろって。

02: Night Circus / 六本木

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「六本木=クラブ」っていうイメージが合って、ある意味憧れなんです。お酒を飲んで、女の子と踊って、一緒に寝て…って。自分には絶対出来ない事なので。

03: サンカショウ / 新宿

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今思うのは、皆それぞれ個々で生きてるって事なんです。ティッシュ配ってた「俺VS冷たい群衆」とかじゃなくて、それぞれが主人公で、その中で泣きながら生きてるのを知ってる。

04: 残飯処理 / 三軒茶屋

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やっぱりナポリタンが1番なんです。たまに冒険しても、結局ナポリタンに帰ってきてた。多分これは一生変わらないなって思って。

05: ニンゲンフシン / 秋葉原

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何もかもうまく行かなくて、人間不信になってた時があって。秋葉原を歩いててふと「逃げてんなぁ」って思ったんです。

06: 月の裏側 / 池袋

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街自体は東京で一番馴染み深いかもしれないです。だからこそ、池袋は思春期に憧れた東京では無かったですね。

07: ティファニーで晩餐を / 銀座

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純粋に素敵だと感じて欲しいと思っている人はどの位いるのかなって。

08: bananafish story / 渋谷

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昔からこの街に憧れはありましたけど、好きにはなれないです、多分一生。でも俺にとっては大切な場所ですね。

09: 愛していると言ってくれ / 吉祥寺

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憧れに突き動かされる衝動とか、挫折してそれでもまだ惨めに憧れてる事とか、何歳になっても忘れたくない。

10: 東京

カフカが生きる街「東京」の9つのこと / 『Tokyo 9 Stories』特集

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