ダンスロック好き必見のあのバンドも登場。『deronderonderon』”さわいかん”が音楽愛を語る。

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はじめまして、『deronderonderon』ボーカルのさわいかん、と申します。本名です。
音楽にまみれた青春時代。僭越ながら、ぼくの音楽愛を粛々と書かせていただきます。
いろんな角度から見てみますので、読んでくださった方の音楽文化にちょっとでも貢献できれば幸いです。

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ぼくはとにかくバンドを愛しております。愛しすぎるが故に、その背景がとても気になってしまいます。むしろその文脈を少しでも理解できると、いわゆる「シーン」というものの見方が少しは変わるのではないかと思っております。環境は大きく変化していくものです。そこでバンドはどうなっていくのか。どう変化していくのか。

※以下の文章は、僕、さわいかんの主観的分析と思い出のみで構成されております。(”ニューレイヴ”への想いが熱すぎる故、”ニューレイヴ”の話多め。)

shitdisco / ダンスロック好きでこのバンドと”ニューレイヴ”を知らなければただのモグリ

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スコットランドのグラスゴーで結成されたダンスパンクバンド『shitdisco』。
このバンドを紹介する前に、shitdiscoを取り巻いていた”ニューレイヴ”という音楽的な文脈を説明したいと思います。

What’s “New Rave=ニューレイヴ”??

2000年代後半、イギリス発祥の音楽的ムーブメント”ニューレイヴ”が(当時高校生の僕にとっては)とんでもない勢いを見せていました。[ロック音楽×ダンス音楽]という今まさに日本でキテるやつが、メディアの追い風もありイギリスを中心に爆発的に広まっていきました。(ちなみに、”ニューレイヴ”という言葉は『Klaxons』が作ったらしい)。

当時、このブームの煽りを受けダンスロックの猛者へと躍進していき、2007年「Kingdom Of Fear」という名盤を出したのがshitdisco。つまりめっちゃ踊れるバンドなのです。
曲はとてもシンプル、リフも分かりやすい、でもなんかみんなイケてる風貌ではない、ていうかめちゃくちゃ男臭い。でも、それが良かったのです。なんだか今のダンスロックシーンとちょっと似てませんか?(男臭いは除く)
昨今の日本バンドシーンはと言うと、ダンスロックブームですが、shitdiscoを知らない人はただのもぐりでしょう。

“ニューレイヴ”話にはまだ続きがあります。

僕の高校時代の全てをかけた”ニューレイヴ”だったのですが、気がつけば陰りを見せ始め、その言葉自体が過去の遺産となってしまっていたのです。残念なことに、shitdiscoは2009年に活動休止。”ニューレイヴ”とともにどこかへ消えてしまった。
熱狂の渦はどこへいったのか、これが環境の変化というものなのか。もしくは今の日本のバンドシーンの未来を予知しているのか。

OK / shitdisco

Foals / “ニューレイヴ”とその後を生きた賢者モードバンド

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出典:rollingstone.com

『Foals』を知っていますか?先ほど紹介したshitdiscoと同じ時期に、”ニューレイヴ”の波に乗って世の中に出てきたバンドです。とんでもないバンドなのです。
とにかく発明的に踊る音楽をデザインしたバンドであり、2008年にリリースした1st full album「Antidotes」に驚き魅了された音楽好きも多かったはず。

シンプルでミニマルな音をアップテンポなビートに乗せて重ねて、一見「何が起きてるの?」と思ってしまう曲の数々。めちゃくちゃノリノリになれるのだ。当時高校生の僕は、一発で完全にヤられたのでした。
しかも、ボーカル・ヤニス(低身長)のタレント性に夢中になりました。「只者ではない感」と低身長。若いバンドマンに夢と希望を与えた偉大な人物なのです。

Cassius / Foals

“ニューレイヴ”のムーブメントが収束した後、Foalsの音楽性は深化と進化してゆきました。
2010年2nd full album「Total Life Forever」を発表。基本的に1stよりもBPM(テンポ)は遅くなり、1stほどの派手さはなくなったものの、Foals特有のミニマル感は洗練され、スケール感が格段に大きくなっていました。

ていうか曲がめちゃくちゃ良い。大学1年生だった僕は「ヤニス、大人になったんだなぁ」と、感慨にふけっていました。
幻と消えた”ニューレイヴ”というブームを通過し、Foalsは「(僕的な)スーパーバンド」に変身し始めていたのでした。

This Orient / Foals

深化と進化の片鱗を見せつけまくった「Total Life Forever」から早3年。
2013年、全俺が待ちに待った3rd full album「Holy Fire」を発表。タイトルからも分かる通り、ついにFoalsは賢者モードに入ったのです。(語弊があったらごめんなさい。)

僕も少しだけ歳をとりました。なんだろう、もう世界観が1stとまるで違う。
リフもメロディーもよりポピュラーになり、スケール感は2ndを軽く超え、そしてディープなものはもっとディープになっているのです。こんな重いリフやっちゃうんだ!みたいな。
1stしか知らない人はびっくりすんじゃないんだろうか。
2ndの名曲「Spanish Sahara」の系譜を引き継ぎつつ、その先へFoalsは行ってしまいました。(良い意味で)

Spanish Sahara / Foals

Inhaler / Foals

ただのファンとして、Foalsの次回作が楽しみで仕方がないのです。次はどんな生き物へと化けるのか。
“ニューレイヴ”なんて思い出している暇は無いくらい、そんなものは無かったと言っちゃえるくらい。

STAn / 天才率いる、マジで早すぎた「ダンス・バンド」

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出典:columbia.jp/

ダンスロックバンドのキッズの皆様。『STAn』というバンドはご存知でしょうか?
2004年突如その姿を日本のバンドシーンに現したこのバンド。
2006年の「スペースシャワー列伝 第62巻 ~雷弾(イカズチダマ)の宴~」では、対バンであった『9mm Parabellum Bullet』や『ミドリ』や『DOES』を差し置いてトリを飾っていた記憶があります。…今はもう解散してしまいましたが。

2015年現在、売れているバンドがやっている音楽的な要素を全て持っていたバンドなのです。
なぜ売れなかったのか。つまる話が、天才すぎて、早すぎたのです。
今、STAnが登場していれば、状況はまた違ったはず。それほどに、時代を先取りしすぎていたのでした。

Virginia sky, Endless stardust & Darlin’ / STAn

とにかく曲がめちゃくちゃ良くて、メロディーが最高で、歌詞にしびれ、とにかく踊りださずにはいられなかった。思春期の僕を激しく揺さぶったのでした。CDジャケットも全部クール。
哲学とロマンを紙一重のちょうどいいバランスで、ギリギリのところをせめぎあっている曲達。

言葉遊び的にルーズな言葉を巧みに操り、人間の芯を突くような曲の数々、かと思いきやロマンにあふれた愛を高らかに直接的な言葉で歌う曲もたくさんありました。
思い入れも影響も受けすぎていて、間違いなく”STAnチルドレン”なのです。僕にとって、バンドの「凄み」を教えてくれたバンドなのです。

何かにうなさて 間違えまくって 辱められて 貶められても
諦めないとか言うのは簡単 だったら言うなよ言ったらダサイよ (『YOUNG&FINE』)

戦争ないJapanistanで絶望だ kyg
節操ないホモサピエンスは滅亡くさい そうだろ (『Japanistan』)
 
さっきと街の色が違う
僕と君の視力が落ちる
何もかもがぼやけて見えてくる だけどかまわないよ (『Love You』)

ところでそろそろ踊っていい? (『After all』)

After all / STAn

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少しでも僕の愛が伝わればと思い、筆を重めに走らせていただきました。
冒頭でもお伝えしたように、案外「音楽的文脈」に想いを馳せることって重要かもしれません。

僕たちのとりまく環境は音楽のあり方に大きく影響と変化を与えました。音楽の形体は、レコード、CD、最終的にはデータという形があるようなないような簡素なモノへと変身を重ねてきました。音楽を買う場所は、CD屋さんからiTunesへ。音楽を聴く場所は、歌番組からYoutubeやSpotifyへ。

そんな「文脈」はこれからも続いていくのでしょう。そこで僕たち「バンド」というものは何を思い、何を考え、何をしていけば良いのでしょうか。僕自身は、音楽がある限り、ワクワクが止まりません。
でも、この「文脈」というのは別に音楽だけに当てはまる話ではないはずです。生活でつかう物にも「なぜそのような形になったのか」という文脈が隠されているはずです。今、着ているその服だってそう。
ちょっとだけでも、この生活にいつもと違うアンテナをたてて生きていくのも楽しいかもしれませんよ?

お粗末様でした。deronderonderonボーカルさわいかんでした。

deronderonderon

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Vo.Gt. さわいかん / Gt.&Cho. ばっしー / Syn.&Cho. 木越アイ / Ba.&Cho. マチルダちえこ / Dr. もりもとのぞみ

Vo.さわいかんを中心に横浜で結成された平均年齢 22 歳の ダンス・ロックバンド。
思考停止状態である現代人の頭を赤信号から青信号にするべく、DANCE ROCKに大さじ2杯の毒をかけたサウンドにのせて、独自の感覚と思考を吐き出す。

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I HATE YOU

wall off

Official Media

公式サイト:http://deronderonderon.com/
Twitter:@deronx3
facebook:https://www.facebook.com/deronderonderonband

Live Schedule

DIVING ROCK in KANAZAWA
DAYS:10/10(土)・11(日)
PLACE:金沢市内ライブハウスサーキット
OPEN/START 11:00~リストバンド引き換え
PRICE:前売1dayチケット:¥3,800 / 当日1dayチケット¥4,500
    前売2daysチケット:¥7,000
※2daysチケットは前売りのみの取り扱いとなります。
※入場時ドリンク代別途¥500必要
※6歳以上有料
※deronderonderonは10/10(土)に出演
Official Site:http://divingrock2015.net/index.html

MINAMI WHEEL 2015
DAYS:10/10(土)・11(日)・12(月・祝)
PLACE:大阪・ミナミエリア ライブハウス20ヶ所以上
PRICE:9/5(土)一般発売
   3DAYS PASS(全会場共通3日間通し券)前売¥8,000
   SATURDAY PASS(全会場共通・土曜限定1日券)前売¥3,500
   SUNDAY PASS(全会場共通・日曜限定1日券)前売¥3,500
   MONDAY PASS(全会場共通・月曜限定1日券)前売¥3,500
※deronderonderonは10/12(月・祝)に出演決定
Official Site:http://minamiwheel.jp

deronderonderon×下北沢SHELTERpre 憧れのDIE都会vol.2
DAYS:10/19(月)
PLACE:下北沢SHELTER
OPEN18:30 / START19:00
PRICE:¥2,300+1D
w) 愛はズボーン/NECOKICKS/アンテナ

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