【映画】人を魅了してやまない渋くて味のあるイケメン俳優の映画特集


余命90分の男 [DVD]

名優ロビン・ウィリアムズの主演作としては最後の作品となった本作。

癇癪持ちのヘンリー(ロビン・ウィリアムズ)は、病院で診断結果を待っていた。
そこに登場した女性医師のシャロン。
ストレスばかりで毎日が上手く行かないシャロン。
そんな2人は顔を合わせるや否や怒涛の口論が始まった。
挙句の果てに、シャロンはヘンリーに余命90分と嘘の診断を下すのだった。
余命90分だと信じたヘンリーは残りわずかな人生のためNYを駆け回ることに・・・。

最愛の家族と、ある出来事がきっかけで確執ができてしまったヘンリー。
元々は優しく温厚な性格であった。
だからこそ、最後は家族に【愛してる】と、本音を伝えたい。
だが中々そう上手くは行かない。

何事に対してもイライラしてしまう事、愛する人に愛を伝えたい時でさえも怒りの感情が先走ってしまうヘンリーはとても見ていて悲しい。
だからこそ、そんなもどかしい姿に感情を揺さぶられ、哀愁漂う彼を応援したくもなってくる。
より多くの時間を笑って大事な人と過ごす事がいかに大切かを教えてくれる本作。
家族と、恋人と、大切な人と一緒に鑑賞するのにぴったりな作品だ。

「殺したいほどアイ・ラブ・ユー/I Love You to Death」

殺したいほどアイ・ラブ・ユー [DVD]

https://www.youtube.com/watch?v=Z-QtE1KIE2c (youtubeリンク)

ピザ屋を経営するイタリア男のジョーイは妻を愛しているが、かなりの浮気者であった。妻のロザリーは夫を愛するあまり、嫉妬心からジョーイの殺害計画を試みる・・・。

実際にあった事件を基にして作られている本作。
実際にあった殺害計画と聞くと、サスペンスミステリーを連想しがちだがあくまでも完全なるコメディ映画として、楽しめる。

妻によるあらゆる殺害手段を受けてもびくともしない夫、ジョーイ。
何をしてもこの男には通じないのだ。何をされてもまさか自分が殺されるかもしれないなんて少しも疑わないお気楽者のジョーイ。
そんな無敵な浮気男ジョーイに次第に愛着すら湧いてくる。
憎めない男ジョーイVS妻とのドタバタ劇はもはやくだらなさすぎて普段の悩みも吹っ飛んでしまう勢いだ。
愛されすぎるが故にピンチに陥ったジョーイは果たして妻との愛を取り戻せるのか・・?
今は亡き、リヴァー・フェニックス、親友であったキアヌ・リーヴスの共演も見所の、
見逃すには惜しい一作だ。

「6才のボクが、大人になるまで。/BOYHOOD」

BOYHOOD

映画の中で流れて行く12年の時を、主要キャストを変えずにキャスト自身もそのまま年を重ねていくと言う、まるでドキュメンタリーの様な作品。

メイソンSr(シニア)の息子、メイソンJr(ジュニア)の人生にスポットを当て、彼をとりまくあらゆる人の人生を映画を通して垣間見る。

物語は普通の少年の日常だ。
しかし例えファンタジー要素もアクションもなくとも、1人の人間の人生とは十分に濃い。
外見的にも内面的にも、その時々によって変わり行く役者達を時代を追って見る事ができるのはこの作品の一番の醍醐味だ。

妻にとってはダメな夫だったかもしれないメイソンSr。
しかし息子メイソンの成長と共に、父もまた、息子メイソンにとって時として、良き父であり、良き男として成長して行く過程はもはや主人公の少年よりも人間味があり見応えがある。

イーサン・ホーク演じる、【夫】であり【父】であり、【男】であるメイソンSrが、良くも悪くも人間らしく最高に魅力的だ。
「こんな父親が欲しかった。」「こんな父親に憧れる」観る人それぞれに異なって映るイーサン・ホークは必見だ。
今までになかった様な新しい手法の本作、新たなジャンルとして一度は観ておきたい。

憧れは決して若いイケメンばかりではない!
そんな、なぜか惹かれてしまう親父達。
「欠点も含めて魅力的?」
もしかしたらそう思わせてくれるかもしれない。俳優陣の魅力を探して見てはどうだろう。
たまにはイケメンから離れて人間味ある親父達を鑑賞してみては。

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