街を颯爽と駆け抜ける!マウンテンバイク(MTB)の選び方入門編

自転車のひとつにマウンテンバイク(MTB)がありますが、その中にもダウンヒルやトライアル用など様々な種類があります。今回はマウンテンバイク(MTB)の種類から楽しみ方、レースの種類、街乗りに適したMTBなどを紹介します。
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出典:http://www.cannondale.co.jp/

多様化するマウンテンバイク(MTB)

マウンテンバイク(MTB)は数ある自転車の種類の中でも非常に多様化している自転車であるといえます。
元々はアメリカでビーチクルーザー型の自転車などに太めのタイヤをつけてダウンヒルで遊んだのが始まりとされています。

現在でもダウンヒルはマウンテンバイク(MTB)を使った競技の中でも中心的な位置にありますが、マウンテンバイク(MTB)競技はその他にもトレイルやクロスカントリー、エンデューロなどに細分化されマウンテンバイク(MTB)の種類もそれにあわせて増えていきました。

マウンテンバイク(MTB)の特徴

マウンテンバイク(MTB)の大きな特徴といえば、まずは太いタイヤです。太いタイヤはオンロードでは抵抗となってしまうこともありますが、オフロードでは抜群の悪路走破性を与えてくれるマウンテンバイク(MTB)の武器ともいえるものです。

また、同じ競技用の自転車であるロードバイクとは違い三角形を組み合わせたダイヤモンドフレーム限定などの制約がないので、マウンテンバイク(MTB)は比較的自由にフレームデザインされていることが特徴です。

そして、最近のマウンテンバイク(MTB)の特徴といえばなんといってもサスペンションにあるのではないでしょうか。小径車などにもサスペンションが付いた自転車が増えましたが、やはりサスペンションといえばマウンテンバイク(MTB)の代名詞のようなところがあります。

新たなトレンドとしては、ブレーキにディスクブレーキを使うことがあげられます。ディスクブレーキは水や泥に影響されない強く正確な制動力が得られるので、自転車としてはマウンテンバイク(MTB)に真っ先に導入されました

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出典:http://www.cyclowired.jp/image/node/39606

競技によって変わるマウンテンバイク(MTB)

先ほども書いたようにマウンテンバイク(MTB)競技は複数の種類があり、それぞれの競技にあわせたマウンテンバイク(MTB)があります。

それらを簡潔に説明するとコースに含まれる上りと下りのバランスによります。上りが多ければ、サスペンションのストロークは少な目でタイヤ径は大きめ、軽量化も図られています。トレイルやXCなどといわれるマウンテンバイク(MTB)がこれにあたります。

逆に下りが多いと、剛性を高め、タイヤは太いもの、サスペンションのストロークは多めとなります。また、サドルは安定性を出すために低めにセッティングされます。ダウンヒルといわれるのがこの競技です。

最近では、上りと下りの両方をこなせるオールマウンテンと呼ばれる種類のマウンテンバイク(MTB)も登場しています。まさに両方のメリットを合わせたようなマウンテンバイク(MTB)で大自然のさまざまな地形を楽しみたいというサイクリストにうってつけのモデルです。

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出典:http://www.riteway-jp.com/item_news/2010/weekly/101207_productsnews_weekly1.html

マウンテンバイク(MTB)ルック車とは

「ルック車」というのはマウンテンバイク(MTB)に限らずスポーツサイクル全般で使われる言葉ですが、似た形をした自転車という意味です。

特にマウンテンバイク(MTB)ルック車には注意が必要です。専用設計されたマウンテンバイク(MTB)とは違い、見た目が似ているだけで強度不足ということがあります。

もちろん街乗り程度では影響ありませんが、ちょっとハードな使い方をした場合に故障するなんてこともあります。

しかし、マウンテンバイク(MTB)ルック車には競技用に作られたMTBマウンテンバイク(MTB)比較すると価格差がかなりあるので、マウンテンバイク(MTB)の雰囲気を楽しみたい、競技は出ないし街乗りで使う程度という場合には魅力的な選択肢となるでしょう。

知っていてルック車を選ぶことは問題ありませんが、ハードな乗り方をする場合はルック車は避けることが賢明です。

マウンテンバイク(MTB)を街乗りで使う

舗装された道を長時間走るために設計されたロードバイクと比較すると、マウンテンバイク(MTB)は市街地で乗るにはやや不利な面があります。

タイヤが太く、重量もあるのでなかなかスピードを上げることができないからです。

しかし、ちょっとくらいの段差なら気にすることもなく、マンホールや側溝の蓋を避ける必要のないマウンテンバイク(MTB)は短距離であれば市街地でも問題なく使えます。ロードバイクに比べるとそういった面では有利です。

またMTBマウンテンバイク(MTB)の人は市街地用にタイヤを変えたり、軽量化している人もいます。

競技を始めるなら専門店で

マウンテンバイク(MTB)競技をはじめるつもりなら、まずは専門ショップに行くことが重要です。最近は通販などでもマウンテンバイク(MTB)が買えたりしますが、マウンテンバイク(MTB)競技のためには練習場所も必要ですし、山中で練習をするにはサポートも必要です。

マウンテンバイク(MTB)を扱うショップなら定期的に練習会を開いたりしているので安心です。

ロードバイクを「繊細」とするなら、マウンテンバイク(MTB)はまさに「豪胆」。舗装された道路の上だけでは満足できない人は、マウンテンバイクで大自然を駆け巡ってみましょう。

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