又吉直樹の火花は何位?おすすめの電子書籍を探すなら2015年電子書籍売り上げベスト10

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2015年は芸人でピース・又吉直樹が「火花」で芥川賞を受賞し、イニシエーションラブが人気俳優松田翔太主演で映画化されるなど非常に注目が集まった年になった。年末年始や余暇におすすめの電子書籍を探している方には読んでいただきたい、文藝春秋が発表した2015年の電子書籍売上ベスト10をご紹介します。

ランキングは10位からの発表です。

10位 『打ちのめされるようなすごい本』(米原万里)


打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

「ああ、私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」。2006年に逝った著者が最期の力をふり絞って執筆した壮絶ながん闘病気を収録する「私の読書日記」(「週刊文春」連載)と、1995年から2005年まで10年間の全書評。ロシア語会議通訳・エッセイスト・作家として活躍した著者の、最初で最後の書評集。

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9位 『スクラップ・アンド・ビルド』(羽田圭介)

スクラップ・アンド・ビルド

第153回芥川賞受賞作で、amazonのベストセラー1位に輝いた『スクラップ・アンド・ビルド』。

「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。日々の筋トレ、転職活動。肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!第153回芥川賞受賞作。

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8位 『あの戦争と日本人』(半藤一利)

あの戦争と日本人 (文春文庫)

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歴史とは、前の事実を踏まえて後の事実が生まれてくる一筋の流れである―明治維新、日露戦争、統帥権、戦艦大和、特攻隊。悲劇への道程に見える一つ一つの事実は、いつ芽吹き、誰の思いで動き出したのか。名著『昭和史』に続き、わかりやすく語り下ろした戦争史決定版。日本人の心に今もひそむ「熱狂」への深い危惧が胸に迫る。

7位 『民王』(池井戸潤)

民王 (文春文庫)

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「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?一気読み間違いなしの政治エンタメ!

6位 『イスラーム国の衝撃』(池内恵)

最近の世界情勢を表しているのか人気になっている『イスラーム国の衝撃』。

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

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amazonの中東エリアスタディではベストセラー1位にランクイン。
謎の「国家」の正体に迫る
イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。既存の国境を越えて活動し、住民から徴税し、「国家樹立」をも宣言した「イスラーム国」―なぜ不気味なのか?どこが新しいのか?組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略、誕生の背景から、その実態を明らかにする。

5位 『日本のいちばん長い日 決定版』(半藤一利)

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

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昭和二十年八月六日、広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と、最早日本の命運は尽きた…。しかるに日本政府は、徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない。八月十五日をめぐる二十四時間を、綿密な取材と証言を基に再現する、史上最も長い一日を活写したノンフィクション。

4位 『その女アレックス』(ピエール・ルメートル)

その女アレックス (文春文庫)

「週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位! 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。
早くも3冠を達成した一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。

未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!

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3位 『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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2015年に俳優松田翔太、前田敦子、木村文乃主演、監督は堤幸彦で映画化され一気にランクイン。
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

映画のイニシエーションラブを見忘れたという方はこちら。

乾くるみのベストセラー小説を堤幸彦監督が映画化。1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとSide-Bの2編で綴られるラブストーリーが、物語の最後で全く別の意味を持つミステリーへと変貌する。最後の最後で、驚きがあなたを包む。松田翔太、前田敦子、木村文乃が共演。

2位 『64(ロクヨン)』(横山秀夫)

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

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元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、“昭和64年”に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。

1位 『火花』(又吉直樹)


火花

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今年最も注目が集まった書籍はやはりこちら。芸人でもありながら作家としての才能も開花した、ピース・又吉直樹の渾身の力作。

6月に電子書籍化された、又吉直樹の『火花』は、芥川賞受賞を受けて大ヒット。
発売3ヶ月で、10万ダウンロードを超え、文藝春秋の電子書籍として最大のダウ
ンロード数を更新。現在、13万DLを超えている。

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。

ランキングには『64(ロクヨン)』『イニシエーション・ラブ』『日本のいちばん長い日 決定版』『民王』など映像化された作品が数多く並び、ノンフィクションでは『イスラーム国の衝撃』が6位。10位の『打ちのめされるようなすごい本』は、ほぼKindleストアの売上でランクインした「電子書籍ならではのベストセラー」となっている。

100位の中には、9月に胃がんのため急逝した、NHK国際報道2015メインキャスター黒木奈々の『未来のことは未来の私にまかせよう』(76位)、電子書籍オリジナルコンテンツ『あの戦争を知るために今こそ読むべき本はこれだ!』(半藤一利、佐藤優/61位)、時代を超えて読み継がれている『竜馬がゆく』(司馬遼太郎/39位)などがランクインしている。年末年始にかけて、じっくり読書を楽しみたい方は是非覗いてみてはいかがだろうか。

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