岡田准一主演の永遠の0(ゼロ)が評判通りの良い映画だった(ネタバレ含む)

つい先々週V6の岡田准一主演の永遠の0をデートで観て来て、永遠の0観た方がいいよーと言われていてどんなものなのかな
と思っていたのですが、非常に良い映画だったのでオススメします。

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photo credit: MIKI Yoshihito (´・ω・) via photopin cc

退屈な戦争映画かなという序盤

原作の百田尚樹の作品も観ていなくて、あらすじも特に見ていなかったので序盤の間延び感が気になり少し眠くなっていましたが、
10分過ぎた辺りから展開が始まり、岡田准一演じる主人公が生きたいと考える過程や背景等について詳細に描かれていきます。

細かい心理的描写に胸を打たれる

井上真央演じる妻と子供がいて岡田准一は夫なのでどうしても戦場から生きて帰らなければならないと考えていて、
他の隊員からすると戦死する事が美徳のように思われているけどそうじゃないと確固たる決意をしていて、その時代背景からすると感情論なら戦死しても良いような考えに至ってしまうが、現実は違ったという描き方をしたかったのではないかと思います。

それを三浦春馬と吹石一恵がおじいさん(岡田准一)の物語を戦争中に関わった人に聞いて行くという珍しいストーリー展開。
現代に生きる人たちにこれまでの歴史と生きるという事について解いてくる内容で、最後のクライマックスでは涙なしには観れませんでした。

映画監督の井筒和幸氏からは軍国主義者だと批判されているようですが、生きるという事を投げかけているという内容でした。
現代に生きる我々もこれまでの歴史の上に成立していて、実際は特攻隊という部隊の中で家族・国を守るという葛藤の中、よくその時代を生きてこれたなぁという尊敬の念を抱きます。

自分にはそれだけ断固たる決意で守れるものがあるか、一度そう問いただしてみる良い機会かもしれません。
大切な人をより大切にしたくなるようなそんな映画でした。

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