資本主義な恋愛市場で欲望に忠実に生きる、東京上流女子の生態

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東京という資本主義世界。地方から夢や目標を追って集まった人、元々東京で生まれ育った多くの人々が、ただすれ違うだけの空洞のような街。さまざまな人の思惑が交差し、いびつに広がり、満ち溢れている。東京は、世界の中で見ても資本的に成熟した街になり、上流と下流が痛々しいほど明確にひとつの線で区切られている。そしてその格差はどんどん広がる。

小学校も受験。私立中高一貫校などのハイクラスな場所に通わせることが一種のステータスと化している親の元、子供たちも「自分はハイクラスだ・特別な人間だ」という考えが構築され、大人になる20代前半東京上流女子の生態。

ハイクラス、特別な人間という思想

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事実、「自分はハイクラスだ・特別な人間だ」という考えになるのも無理はない。「XX商事の息子」、「おじいさんがXXという商社の取締役なんだって」「オランダ・ドイツに留学行っていて、今帰ってきてるらしいよ」「医者の卵」「野球選手・サッカー選手と合コン忙しい」「広告代理店の中で偉い人」「テレビ局の人」「ハーフのモデル」などという会話が繰り広げられるのも珍しくない。幼い時から周りがそういう環境で育った彼女たちにとって、資本主義というのは至極当たり前の環境なのだ。

そして、永久に続くかに思われる資本がある彼女たちは、そういういわゆる「ハイスペックな男」と遊ぶのが常であり、男もまた彼女たちのような「可愛く・頭が良く・適度に家庭的・家柄も良い」というような女性を求めていく。

「 ハイスペックな男に求められていない女って大丈夫?30過ぎてこれは痛いよね〜。自分の生き方見直したら。」

互いの需要と供給が合った東京の資本主義型の恋愛市場は欲望に忠実だ。そして彼ら、彼女らは、資本以外にも欲望に忠実に動いている。

満たされることのない欲望

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彼女たちは、幼いころから周囲の人間から見れば恵まれた家庭環境、何不自由のない暮らし、絵に描いたような幸せを送ってきた。

年に一度は海外旅行に絶対に連れて行ってもらうのが当たり前、海外旅行にもいけないような暮らしはありえない。週末は伊勢丹や高島屋でお買い物をして自宅で美味しいものを食べる。たまにはホテルのランチで豪勢に満喫する。

海外旅行や様々な場所に連れて行ってもらい、習い事はピアノやお花など何でも好きなものをやらせてもらった。そして多様な価値観を身につけ、経験してきた。全てが与えられ、望めば手に入れられる環境で欲望がすくすくと育った。

常に飢えている。

埋められることのない心の隙間

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欲望には天井がない。何かを手に入れたとしても、その環境に順応しはじめると、並行して何かが欲しくなる。不足箇所を見つけると、また違う何かでその隙間を埋めようとする。

「顔とお金と家柄はいいけど、トークが面白くないんだよね」。「 顔は普通だけど、お金も持ってるし、過去はタレントのXXと付き合ってたらしい。なんだかんだモテるけどチャラいんだよね」。

より隙間の少ない人を求めているが、中々見当たらない。適度な形を持ったパズルを組み合わせて、その隙間を埋める作業が忙しい。多くの男に求められることで、精神的に上位に立つ形で、その埋まらない隙間を少しずつ埋めていく。

膨れ上がる自尊心を恋愛や遊びというゲームで消化する。より上物の男に求められるのが当たり前、私のために争ってくれ。

私と遊びたいなら「学歴・資本・家族構成・外見」を揃えて来い。外見があるなら、一夜や体だけの関係になっても構わない。そうやって、自らを消費しながらそこで得た経験をツマミに、近しい友人との会話に華を咲かせる。

決して満たされることがない欲望を抱えながら、自らを変えるでもなく求められるだけの振る舞いをし、欲望の赴くままにいきていく。

結婚がゴールではない

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「結婚がゴールではなく、スタートだ」という言葉はもう古い。

そもそもゴールなど存在しない。

結婚しようとも不倫・浮気は当たり前、契約によって心の隙間が埋まることはない。概して頭が良いので効率的に物事をこなし、時間が余れば刺激が欲しい。

刺激が欲しくなれば、刺激で隙間を埋める作業にまた戻る。刺激がなければ、ここまで求められて多くの経験をしてきた私じゃない。こんなの私じゃないと過去の自分と比較しながら、また刺激を求める。

子供が出来ようとも「そんなの関係ねぇ」。子供がいなければ、「結婚なんて、そんなの関係ねぇ」。しかし結婚式は壮大に上げて貰わないと親も困る。

周りに格好がつかない。結婚式はホテルオークラレベルのところじゃないと何のために結婚したのかわからない。ハネムーンも普通と同じじゃ行く意味がない。50万は超えなきゃ。

 

契約によって安心感を得ようと思うなら諦めるべき

彼女たちは恋愛市場での市場価値が下がってくる20代後半までは常に求められたい。
次から次へと連絡がくる。男はあわよくば何かのタイミングに当たればそれでいい。バットを振り回せばいずれ当たる。彼女たちにとってそんなことはどうでも良い。

頭の良い彼女たちは刺激を効率的に得て、そしてバレないようにする「美味しいポジション取り」を知っている。ファールにならないドリブルで得点を重ねる。

バレそうでバレない絶妙なラインでいれば、法律も犯すことがなく、相手に不快感を与えることもない。疑われていようが、証拠がなければ別にOK。知らぬが仏。バレなきゃOKなんでもあり。墓場までどんどん持って行こう。

 

相手がどう思おうが自分が全て。だめなら仕方がない。終わりにしよう。ロケット鉛筆を押し込んで、LINEをワンボタン、次を取り出さないと。全てを手にいれるかのように、欲望に忠実に生きてきた彼女たちは常に試合巧者でいたい。

自分から追うことは基本的にないけれど、ダメな男に引っかかろうものなら、「目には目を歯には歯を」のハンムラビ法典を遵守。「 次は私も同じことをしよう。」

 

こうやって埋まらない心の隙間を、その時々の感情に任せて、カスタマイズして埋めていく。
依存せず、何も信じることもせず、物事や他人にどう思われようが基本的にどうでも良い。

「 人生なんとかなるし、誰かがなんとかしてくれる。最悪家族がお金を持っているから別に私がそこまで変わる必要なんてないの。私は常に求められているから。」

そして、刹那的な時間の使い方を気にしない。
刹那ってそもそも何だろう。

彼女たちはそれを「消費」だとは思わず、今日もまた「刺激」を得ていく。

 

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