【インタビュー】25歳からの挑戦。ドラマー・モデル T.氏 – Creator’s Interview Vol.2

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今、気になるクリエイター、T.氏。25歳と遅咲きながらも絶命展に参加するほか、Y’s Red Label(ワイズ レッド レーベル)のデザイナーとして活躍していた鈴木道子氏が立ち上げた『Nocturne#22 In C Sharp Minor, Op. Posth.』のコレクションに出演するなど、モデルやバンドなど幅広い活動に携わっている。これまで、どこのメディアにも出ていないT.氏の隠された素顔と、これから展望について迫る。

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今はどういう活動をしている?

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Twitter: https://twitter.com/takiced
WEB SITE: http://highnworks.com/takiced/

高校からバンド活動でドラムをやっているのと、知人の紹介で2013年末に行われた絶命展への参加がきっかけで今年からモデルにも挑戦させてもらってます。

その他は、WEBサイトなどの制作、動画の制作なども自分で独学で遊んでます。音楽もそうですが、ものづくり全般が好きなんですよね。

それで何かを創り続けながら、生きれたら面白いなと思っています。 ただ、そのためには環境が必要なので、今年25歳を区切りに、自分を使ってどれだけ、広げられるかを考えています。

Twitterも発信に活用していけたらと挑戦してます。

数字として結果がわかりやすく出てくるので。去年末までは、バンド界隈の人たちがフォローしてくれる程度で、フォロワーは200人くらいでしたが、ファッション界に挑戦してから現在は1,500人。

フォロワーがここまで増えるとは思ってもいませんでしたが、露出を心がけてできる事は全部取り組み、それをTwitterなどを通じて発信してきた結果なのかな、と考えています。

それで、今年末までにフォロワー1万人を目指しています。(笑) 無謀だとは思いますが、自分を試す意味も込めて。

やりたいと思うことがあっても、諦めてしまったり、やらない人は沢山いますが、自分はやりたいこと全部をやる側の人間になりたいと思っています。やればよかったって後悔をしたくないので。失敗することも多くありますが。(笑)

どんな過去があった?

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中学では、地元で公立トップの高校を目指してけっこう勉強していました。その高校の自由度に憧れてたのが大きかったので、志望校に入学してしばらくして、勉強しなくなりましたが(笑) 高校が雰囲気や服装もわりと自由だったので、自分が好きなことに集中するようになっていきました。

中学まではサッカーをずっとやっていたのですが、高校では新しいことがやりたいと思って、軽音楽部に入りました。 このときから、何かを作り出したり表現するのが好きになっていきました。

進路はいろいろ考えていました。完全な理系だったので薬剤師や、父親の影響もあり建築の道も考えたのですが、最終的には、バンドで挑戦してみたいって方向に決めました。親に相談して、受験を辞め浪人しながら1年考えた末に出した結論でした。実際は半年くらいで。(笑)

それが、24歳まで続きました。色々な出来事があり、先も明確には見えていなくて、バンドだけで食べていく道筋も見えないまま、それでも、表現したいという思いがあり、バンド活動を続けながら「何かできることはないか」と考えている時に「モデル」というチャンスが転がってきました。

どうしてモデルをはじめたのか?

好きな事が多過ぎて、自分は本当は何が好きなのかと考えていた時、「表現するのが好きなんだね君は」と友達の父親に言われたのが考えが変わったきっかけですね。

元を返せば、サッカーをやっていた時もファンタジックで魅せるプレーが好きでしたし、建築も、音楽も、モノづくりも、自分の好きなことはすべて「表現」なんだと。
それで「表現」でくくれる好きなこと全てに挑戦しようと思ったんです。
モデルも役者も写真も動画もWEBも音楽も全てに。

ただ、モデル業界は18歳くらいではもう始めている人も多く、「僕では遅い、年齢的に業界からも敬遠されるかな」という考えもありました。
でも、それでも挑戦してみないと分からないし、やってダメなら辞めればいい。常に挑戦していたいという思いでモデルにも挑戦しはじめました。

段々モデルの仕事が増えてきたキッカケとしては、人見知りを頑張って克服していったことですかね。基本的に人は好きなので。それと当初はUNIQLOしか着なかったのですが、勉強も兼ねて「TUNAGI JAPAN」で最初に買ったChristian Dior monsieur(70s)のセットアップがとても影響しています

オーナー達に「キャットストリート歩けばスナップに撮られるから行ってきな!」というふうに言われました。正直、キャットストリートがどこかも分かりませんでしたが(笑)、教えてもらい歩いてみました。

そしたら、1回で4社にスナップ撮られ、やっぱDiorって凄いなと思いました。(笑) それがキッカケでスナップで撮っていただいたUni-Shareというファッションフリー雑誌に急遽スナップではなく企画として出演させていただくようになりました。

それから、常にスナップは断らずに参加するようにしていますが、唯一fashionsnap.comに撮られたことがないんですね。スナップの目標は、fashionsnap.comにも撮ってもらうことですかね。(笑)

異例のスピードでコレクションに出ているのはどういう経緯?

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出典:http://www.tailorkadowaki.com/

パルコの「絶命展」にモデルとして出たのが直接の理由かもしれません。 元ドラマーの先輩で、現在ファッションブランドのプレスをやっている方と共通のモデル友達がいて、そのモデルの紹介で絶命展に一緒に出させてもらいました。

そこからの広がりで、オーディションを受けることになり、運良くモデルとして選んでいただいて、ヨウジヤマモトが展開するY’s Red Label(ワイズ レッド レーベル)のデザイナーとしても活躍していた鈴木道子さんのブランド『Nocturne#22 In C Sharp Minor, Op. Posth.』の14A/Wのコレクションを歩かせていただきました。

フィッティング終わりにデザイナーと社長とドラムの話をしていたら盛り上がって、コレクションで生演奏しちゃおうよって話しになり、最初は冗談だと思っていたのですが、道子さんに『明後日セッションあるけど来れる?』と言われて(笑) 結局、コレクションでランウェイを歩いた後にそのまま、生演奏に打楽器として加わり、ソロまで用意していただきました(笑)。

今後、やっていきたいことは?

ドラムやモデルはもちろんですが、今後は映像や役者もやってみたい、表現するという事を将来もずっとやっていきたいと思っています。

ものづくりと言われるものを全部やっていきたいです。 昔は、モヤシばっか食べて、服はUNIQLOしか着ない、と、極端にお金は全てドラムにかけていました。 あと、あまりファッションには興味がなかったというか、UNIQLOでシンプルにどう楽しむかって感じだったんですよ。

UNIQLOをアレンジして着ていたので、ショーとかに出るようになって『それどこのブランド?』と聞かれることが多くなり少し気まずかったくらいです。(笑)

レディースのハットのリボン取って糸を抜いたり、自分でアイロンでプレスしてテーラードをノーカラーっぽくしたり。(笑) だから、最終的にシンプルにUNIQLOに戻りたいというのは少しあるんですよね。

ハイファッションも勉強して、その上で全身UNIQLOとかそういうのもたまにしたい。今はやっぱ良いものは良いとわかってきたし、勉強も兼ねてハイブランドも着ていますが、UNIQLOだって着るし、H&Mだって使うし、サングラスだってそこら辺の1000円グラスもかけるし。(笑)
基本的に気に入ったものをブランド関係なく身に付けてます。

好きなモノを好きと言ってられる人になりたい。ハイブランドで着飾るのも好きだしカッコイイけど、リーズナブルなアイテムでもカッコ良く着るというか、自分のファッションの原点なんで『UNIQLO』はどこかに取り入れて忘れたくないんですよね。
「UNIQLOを」というよりは、何事も初心を忘れたくないんです。

編集後記

この記事に書けない事も沢山あるが、ここまで紆余曲折経ている人は筆者の知っている人物の中でもかなり稀な存在で、自分で何から何まで創りたいという根っからのクリエイターなのだと考えさせられた。

ただ、質に拘るのは良いけど、それが誰にも受け入れられなかったらそれは自己満足でしかないという認識も持ち合わせたバランスの良いクリエイターで、だからこそ、初めて間もないモデルでもここまで受け入れられて来ているのかもしれない。

日本には昔から『質が高ければ何もしなくても売れる』という職人気質的な考え方があるが、
モノが溢れ、生活も豊かになって来ている日本で、新規で何かを売るためにはどうしたら良いのか、T.氏自身の音楽活動から見てもそういう事を考えさせられる人物であり、

これから当メディアであるCoolhommeでも色々関わって頂く事になっている。

非常に楽しみな人物である。

LINKS

Twitter: https://twitter.com/takiced

WEB SITE: http://highnworks.com/takiced/

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